クリニック便り

尾道市にある小児科・眼科のクリニック,宇根クリニックより。
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今年の手足口病 写真

2011-08-05 20:31:30 | 病気の説明
これは今年の手足口病の特徴です。

口腔粘膜疹は2病日より確認でき、ヘルパンギーナ様であるが軽度で、通常のHFMDより口内痛や拒食の頻度は少ない。3病日には四肢や臀部に紅暈を伴う水疱性病変が出現するが、手掌や足底にはむしろ少なく、上腕、大腿部および臀部に高頻度に認める。また、通常のHFMDにはみられない口囲や頸部周辺にも皮疹を認める。水疱は扁平で臍窩を認め、従来のHFMDより大きい印象で10mm以上に及ぶものあり、数日の経過で痂皮化し治癒する。

8月1日に発疹が出始めたときの写真です。
8月3日、最初に出ていたところは少し枯れてきた印象です。

ただし、ほかの部位はどんどん発疹がふえてきたようです。
手のひらや足うらに発疹があります。が意外に少ない印象です。





通常の手足口病の口のなかだけではなく、口の周囲や首周囲にも発疹がみられます。甥っこは非常に協力的にお口をあけて写真を撮らせてくれました。
通常の手足口病と違い、大腿部や殿部などに多い印象です。本当は前の外陰部に非常に多かったのですが、それは写真はとってません。



薬は特にありません。発疹がひどいお子さんや水疱がつぶれてとびひのようになったお子さんには塗り薬を出すことはあります。
日にちがたつと、2枚目の写真のようにかさぶたになっていきます。






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