宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

BDで失われた時を見出す(?)

2011年02月24日 | とぼとぼフランス語
(文中、フランス語独自の記号はあえて省いております。文字化けするので・・・)

かつて『失われた時を求めて』読了を試みたことがあった。
(あっもちろん日本語訳で、ですー。後日付記)
たしか第五編『囚われの女』の途中までは読んだ、と思う。
せちがらい世の中、たとえ時間があっても、なかなかゆったり読み進む気分になれず、力尽きて(?)それっきりになっているのであった^^;

その『失われた時を求めて』の bande dessinee (略してBD フランスにおける漫画、コミック)版を買ったのは、たしか2001年のことだったと思う。
『Combray(コンブレー)』
『A l'ombre des jeunes filles en fleurs(花咲く乙女たちのかげに)』
の2冊。

10年近くほったらかしだったのだが、今回、思い立って、まず『コンブレー』を、辞書を引き引き、読んでみた。
総ページ70ページ足らずなのだけれど、読了に2ヶ月近くかかったような^^;
(写真は有名なマドレーヌの場面。見づらいですが・・・)

紅茶に浸したマドレーヌに触発されて、思い出が繰り広げられる感じを、日本の「水中花」に例えているところ、女中のフランソワーズについて、アスパラガスの色合いなど、日本語訳で読んだときに印象的だったけれど、すっかり忘れていた描写が出てきて、「失われた時を見出した」ような不思議な気分になった。

ほとんどお目にかかったことのない接続法大過去形が出てきて、文法書を確認したり、関係代名詞を多用したやたらと長い文章に、その que や qui は、どの単語にかかっているんだー、と迷子になったり。
やはり、すらすらと読み進むわけにはいかなかった・・・
けれど、BDは、絵本みたいな形態で、絵を味わうという側面も大きいので、その点、ゆっくりしか読めないことが、かえって良かったようにも思う。
1回読むのは最低見開き1ページ、しんどいときはひとコマぶんだけでもよし、というふうに区切りを付けやすかったのも、継続して読めた理由かも

実はわけがわからない箇所もいくつもあったのだが、日本語訳で読んだ時も、いまいち意味が把握できず眠くなったところがあったので、問題なし(か?^^;)。

『失われた時を求めて』に関して、ふと、思い出したこと。
日本語訳を読んでいた10年くらい前のことですが。
週刊誌の「あのころのアイドル」みたいな特集で、デビュー間もない頃の松田聖子さんの写真があった。
なにやら洋書のペーパーバックを抱えてこちらを見つめているんだけれど、そのタイトルに目をこらしてみると、なんと、『A l'ombre des jeunes filles en fleurs』とあるではないですか!
「乙女」イメージに重ね合わせたこの演出、当節のアイドルには望めないものだなー、といろいろな意味で印象的であった。

『花咲く乙女たちのかげに』のBDをいつから読み始めるかは未定^^;
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