無意識日記
宇多田光 word:i_
 



月曜日にラジオ曲の生放送公開収録(っていう呼び方でいいんだっけ)に行ってきた。あれ、おいらそういうの初めてだっけ。行ける所は狭く制限されていたのでどういう場所かはよくわからなかったけれど、あぁ、これが放送局かと思った。

昔ヒカルがテレビ局について「何か冷たい感じがして好きじゃない」と言っていた。冷たいってどういう比喩なのだろう(別に空調の事を言っているのではなかろうて)、たぶんこういう事なんじゃないかな、と妄想していたが、なるほど、こういう事かと体験してきた。すーっと、身体の真ん中に冷気が次々と溜まっていくのが感じられた。

いや勿論空調の事ではない(大事な事なので2回)。環境に対する応答の感覚的な比喩表現である。ふむ、確かにこれは「冷たい」と形容するなぁとその点は合点がいった。ラジオ局だからテレビ局は違う筈…とも思ったがどうやらすぐそばにはテレビ局もあるらしかった。その区別は定かではないが、次々と溜まっていく"冷気"の際限無さは、うん、ちょっと怖い。

自分としてはその"冷気"は、好きでもなければ積極的に嫌うほどでもない、“あぁ、そういうもんなのね”という感触だったのだけれど、若い頃のヒカルがこの空気に触れたら…あぁ、そうか、もしかしたらこの"冷気"が全部ヒカルに向けて集まってきていたとしたら、怖かったろうな。見にきた人と出演する人では扱いが違うのかもしれない。

私が感じたものとヒカルが感じたものが同じかどうかはわからないし、知らないし、知る術もない。どう足掻いても。でも、以後折り合いをつけてテレビに出続けたヒカルだからよくも悪くも慣れているだろう。今度は「久しぶり」で戻ってくる事になる。暫くは慣れないかもしれないが、同じように折り合いをつけてくれるだろう、かな。

冷気の正体みたいなものが何かについては、わからない。特に知りたいと今は思っていないのが理由だ。知りたくなったら、感覚の冷凍庫から取り出して分析してみる事にするけれど、知ったからと言ってどうにかなる類いのものでもなさそうなので。放送局に行かなければいいんだろうけれど、そういう訳にもいくまい。それなりに頑張れー、くらいしか、言う事もなさそうである。


…ややオカルトチックな内容になってしまったが、まぁいいか。何かを強弁したい訳でも、何かを主張したい訳でもない。ただ感じたままを記しておくのみである。それ以上の事は、何もない。

よく晴れてるねぇ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« EVAの結びへ向... シンゴジラ »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。