無意識日記
宇多田光 word:i_
 



「入口は広く、出口は狭く」。ヒカルの意志だが、それとは少し違うかな。

『大空で抱きしめて』。気軽に聴き始められていい感じ、と思っていたらかなりヘヴィな領域にまで連れて来られる。勿論意図的だ。緻密にアレンジが構成されていて、慎重に着地点(いやこの曲の場合は"到達点"か)まで導いて、いや、誘き出してくる。何がどうなっているのか。

詳細は省く。要は、逆からみる事だ。つい、リスナーは曲を認識する時、イントロから順番に曲が作られていくような錯覚に陥る。無論現実は多種多様であり、サビから作られる曲なんて幾らでもあろう。

『大空で抱きしめて』は、エンディングが最初に出来たのでは。そう推測してみるのだ。 

つまり、オープニングの警戒なシンセは後付け、或いは他の曲の一部だった。そういう風に考えてみれば、この絶妙なアレンジのルーツも見えてくる。初手ではマジックにしかきこえないa-ha体験も、作り手側にたって純々に、いや順々にみていけば、逆算でイントロに辿り着き、そしてその道程は普通に冒頭から楽曲をなぞるより"ずっと簡単によい見通しを得られる"だろう。

そう、"作れる"のではない。ただリスナーとして何がどうなっているのかが見えやすくなるだけだ。未だにこんなものどうやって作ったのかさっぱりわからない。その事実は別に消える訳ではないのである。

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コメント
 
 
 
アハ (すーさん)
2017-07-11 08:26:55
a-ha体験だったのかぁ。

自分の感想も「イントロのポップ感」から「最後のサビの重さ」を感じたの。
「重さ」は夜って思うのか。そうか。

確かに後ろの音は確実に1番と2番のサビと異なって
重くのしかかってくるように思える。

CMソングとしての1番の切り取りは正解だ。
ポップポップして耳に入りやすいし。


でも、名曲であると僕は思うよ。

これからHI-RESでじっくり聴きながら仕事する(え?仕事中にOKなの?は突っ込まないw)

 
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