無意識日記
宇多田光 word:i_
 



メロディーは嘘を吐かない。ただ在るのみ。

メロディーで人を騙すのは本当に難しい。無理だ。勿論、着信音を間違って鳴らす、とか緊急地震速報の音だけを流す、とかで人を騙す事は幾らでも出来る。しかし、それは嘘を吐くのに利用されただけで、メロディー自体が嘘なのではない。ドレミ自体が歪むのはドップラー効果のみだ。それはただひたすらに、宇宙の真理なだけである。

#i_uta タグはそうやって生まれた。twitterをみると嘘か本当かわからない事ばかりが書いてあるので、私は真実を書こうと。誰にとっても真実たりえるのは、ただ今目の前に鳴るメロディー自体位なものだろう。ただそれだけの事だ。まぁもっとも、5年以上前は他の人が使ってたし、自分が初めて使ったのも2年前だったりするけど、Twitterに疲れている自分が居たので復活させた。いい歌はいいものだ。ただひたすらにいい。

「この歌がいい」と呟けば「こんな歌のどこがいいの」とネガティヴな事を言う人思う人が必ずと言っていい程出てくる。ので、一言「ここがいい」と付け加える事にした。そこを聴いても何とも思わないのであれば残念でしたまたいつか、という事だ。なお最後の「なお」はドラム王国のドルトンさんの「そうだな、あとは」のパクリです。追加情報ですね。

ただ、「いい歌」タグという割には、歌詞のないインスト曲もあったりする。でもいいでしょう、それも歌の一部。だから、メロディーのない詞だけのもの即ち詩も取り上げたいのだが今んとこまだひとつもツイートしていない。言葉に嘘がないと言い切るのは大変難しい。言葉の本質が嘘なのだから当然なのだが、果たして詩としてただそこに真実を描けるものがあるのやら。多少嘘を含んでいても#i_uta タグでは取り上げるけれども。


唐突にこんな話をしているのは他でもない、ヒカルがVOGUEのインタビューで音楽を「安心で安全な場所」と言っていたからだ。私の言い方で言えば、インストってパラダイスなんですよ。そこに嘘が混じる心配がないから。ドレミは誰が聴いても聴覚が正確にフーリエ変換してくれる限りドレミだから。鳴らして聞こえたまんまが本当の姿。これを楽園と言わずして何という。

しかし、そこに言葉という嘘を載せる事で風景はいきなり変わる。私がいつも言う「歌は塗(まみ)れている」とはこの事だ。本当なのか嘘なのか、騙すつもりなのか伝えるつもりなのか、永遠にその疑いはなくならない。旋律の楽園に政治や宗教や暴力や破戒が次々と押し寄せる。楽園追放ってまさに言葉の事なんだなと知恵の実を齧りながら思いたい。齧ってないんだな。

だからいい。そう言い切る為にも#i_uta タグはある。なるほど人は不幸になる筈だ。そう納得する。人を騙して得た幸福もまた嘘なのだから。そうやって人は死んでゆく。しかし言葉の無い場所に人は生きる事が出来ない。自分の存在に気づけない。メロディーは真実なので同化できる。言葉はいつまでもバラバラなままだし、「これが一生か、一生がこれか」のように、ほんの少しの違いが大きな違いを生む。断絶的に。現実は2を通らないと1から3には行けないが、言葉はいつでもどこにでも行ける。だって嘘なんだもの。

時々、ヒカルのインタビューを思い出そうとして、どこまでがヒカルの言った言葉でどこまでが自分の思った言葉なのかわからなくなる。違和感のある事を言って欲しい。それが他者だから。でないと飲み込まれそうだ。そしてメロディーは心に生まれる。歌詞は心に傷をつける。破壊と再生を繰り返しながら歌は世を生きる。総ての仮初の生命は渡り合い励まし合い傷つけ合って生きていくのだ。

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コメント
 
 
 
ある夜の話… (みー)
2017-07-01 23:33:47
唐突ですが…
私、あの、ちよっとした収集癖がありまして。
ヒカル限定で、ヒカル関連の主に雑誌かな。
デビュー当時から「小さなことからこつこつと」やないけどでも、西川きよし師匠ばりにコツコツコツコツと収集してきました。
切り抜いたり、切り取ったり、自分なりに色々カテゴリー分けをして、大切に、ファイルしてるんです。
勿論「VOGE」もフンフンフ~ン鼻歌まみれとともに、
大事に、ファイルさせてうただきました。

ところで話が少し前後するんですがその前に…
渋谷さんのブログにヒカルの愛くるしい写真が貼られているのを目撃しました。
つくづく…ふと時の流れを感じながら、私、本当に何とも言えない気持ちになってしまって…
化粧っけのないほぼスッピンにちかい見た目と
控え目な笑顔。
それはそれは…けなげに咲く一輪草のように。
いくら微笑んでいても、さみしさや憂いを感じる。
どうしても…





いったんタイム…
 
 
 
…う~ん…寝かせん (みー)
2017-07-02 00:40:06
…このようなわけで、
ファイルに収められている一枚一枚、何枚も、何百枚ものヒカルに私は今改めて、思いを寄せている。
青く澄んだ空を見上げるような気分で。
丸っきり色褪せることのない、永遠に尽きることのないそんな気持ちで。


「愛じゃよ、愛。」
 
 
 
…日々あらたに (みー)
2017-07-06 20:39:56
娘であるあなた
そしてかつて娘であり母となったあなた
…自然な流れの2曲じゃないかな
確かめるようにして根気よく
子どもはふんだんに教えてくれる
子どもはふんだんに思い出させてくれる
時間や場所はいとわない
色や感情…
肌触りや匂い…
遠い記憶…
心の中の映像…
でも…毎日が…新しい…


『大空で抱きしめて』
自分の内側から外側へとさらさらと静かに
感情はやさしく抑えられ、いつしかそっと
流れ出るような感じ
澄んだ切ない想いが降りてくる

『Forevermore』
ざわめき揺れて
自分に問い続ける
自分の心の内を確認するかのように
サビの旋律の流れが美しい…と思う


曲の雰囲気や表情に違いはあれど、
ある種の透明な一途さを感じる
心のプロセスは、かなり複雑でかなり大事
澄んだ小川のような清流の時もあるし、
濁流に押し流されそうになる時もある
悲しい…悲しいかな、人の心はわからない
でもヒカルはいつも環境の中で最善を尽くす
…歌詞にも…メロディーにも嘘はない
いつでもどこでも等身大のままでね
自分の心の景色を見つめながら眺めながら
一歩一歩確実に…


長瀬君の顔をちら見しつつ、ちら見しつつ、
耳をそばだてる
『愛してる…愛してる…』
私は聴こえてくるその声を、心の大空でそっと、
そっと抱きしめる…
つよく…強く…ぎゅっと…永遠に


ごめん…
はい
座布団
十枚
 
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