無意識日記
宇多田光 word:i_
 



外音取込機能とは即ちただのマイクだ。何の新味もある訳ではない。ただ、Google Glassのようなデバイス(メガネ型のウェアラブルコンピューターであればよく、別にGoogle先生が開発しなきゃいけない訳じゃない。誰でもいいさ。)と組み合わさると「"今、ココ"の相対化」が起こる。

Googleグラスの特徴は、画面と現実世界を同時に見れる事だ。何が起きるかといえば昨年大流行したポケモンGOをスマートフォンを取り出さずにやれる、といえばすぐイメージできるだろうか。我々からすれば、『30代はほどほど。』がGoogleグラス普及後に実施されていればな、というところだろう。

「3DVRの生中継」という技術の枠組みは、メガネ型デバイスの取り扱い易さで正否や是非が決まる。『30代はほどほど。』をスマートフォンのみで視聴した人は、(これは3DVRに限らないが)画面を見ている間はTwitterにもアクセスできない事に不満を感じただろう。これがGoogleグラスであれば、蝋人形化したHikkiを眺めながら呟く事も出来ただろう。今回は600円くらいの紙のメガネを使ったが、Googleグラスさえあればそういったものを作る必要もなくなる。

今回はスタジオをそのまま中継するだけだったが、昔でいうクロマキーの技術を使えば、「Hikkiが自分の部屋で座って喋ってる」体験をする事が可能になる。顔認識技術のように"部屋認識"技術が発達すれば、見ている風景に合致するようにリアルタイム合成する事も可能になるかもしれない。

で、外音取込機能の何が優れているかといえば、今ココで隣に居る人との会話と、ネットで繋がっている人との会話が同じ土俵(唐突な相撲用語)になる点だ。どって事ない、と言ってしまえばそれまでだが、恐らく、「物事に対する感覚」が変革されるだろう。

まだそれを体験した訳じゃない。来月漸く外音取込機能とBluetoothが併用できるかもしれない(仕様に書いてないんだよなこの肝心な事が…見落としてるのか俺?)ウォークマンが発売になる。勿論私が言ってる妄想じみた未来話の状況には程遠いが、これもまたリングリモコン同様「いまはまだ不恰好」というだけだと解釈している。ただし、SONYの開発陣がそう解釈してくれるとは限らない。どうなんだかな。

大元のイメージとしては。聴覚系のウェアラブルデバイスの理想形は、世界中の"音"がまるで今ココで鳴らされているかのように聴ける状態だ。ならば今ココの音声自体もまた聴こえてこなくては。今まではノイズキャンセリングに代表されるように、イヤフォンというのは"今ココ"からの逃避と逸脱であった。その伝統的な枠組みが、外音取込機能とインターネット接続の組合せによってがしゃこんと転換してしまうかもしれない。まぁ、今すぐの話ではいずれにせよないので話10分の1位のつもりで聞き流しといて下さいな。

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