無意識日記
宇多田光 word:i_
 



自分がポップ・ミュージックをPop Musicとアルファベットで書く事が多いのは、それは洋楽的概念だという先入観があるからだ。だからこそ敢えてそれを、Pop Musicの無い市場で形成しようとしたからJ-popという呼称が生まれた、という風に思っている。実際の所はJ-waveの中の人に訊かないとわかんないけどね。J-waveと引っ掛けて一緒に盛り上げようとしただけ、ってのが真相なんだろうけど、ここまで用語として生き残ってしまえば、“親の手を離れて”独立した意味を持っているとみてよいだろう。

そのJ-popの独自性を知るにあたって、敢えてUtadaの曲を例に挙げてみたい。

Utadaの2004年のデビュー・アルバム『EXODUS』の収録曲で、リーダートラックとして大ヒットしたのが"Easy Breezy"だ。フィジカル・シングル(当時はこんな呼称も無かったが)もリリースされてないのに大ヒットと言い切れるのは、当時FMラジオチャートで上位に食い込んでいたからである。あれだけオンエアされていて大ヒットと言わないのは失礼だろう…が、当時の資料がWebに転がってないので説得力が薄いぜ。

何しろ、この『Easy Breezy』は初代「Nintendo DS」のCMソングだったのだから、タイアップ相手の格が違う。異論もあるだろうが、日本で最も著名な携帯ゲーム機なのだから影響力は凄まじい。お陰で、普段洋楽を聴かない層までこの歌を耳にしていた。結局『EXODUS』は100万枚を超える洋楽としては異例の特大ヒットを記録するが、それはただ宇多田ヒカルの知名度のお陰だけではなく、『Easy Breezy』の強力なエアプレイも後押しした結果だ、と解釈してもさほど不自然ではないだろう。

逆に、そういった強力なリーダートラックがなければ、幾ら宇多田ヒカルの知名度が高いといってもそうそうCDが売れる訳ではない、と示してしまったのが『This Is The One』だった…という不穏気味な引きから又次回。大丈夫、勿論褒めちぎる予定(笑)。

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