無意識日記
宇多田光 word:i_
 



"今"のヒカルを堪能したくばいちもにもなくKuma Power Hourである。毎月CD化して売ってくれんかなー。でも、それってトークの部分はいいけれど、曲の部分が著作権の問題で難しくなるんだよなー。あ、それを言ったらトーク中のBGMも引っかかっちゃうのか。難しいなー。

そこで、こんなのを考えた。iTunesStoreでは、他人のプレイリストをまるごと購入出来る。例えば、「1976年にヒットしたロック・クラシックス15選」なんていうプレイリストを誰かが作ってくれていれば、その15曲をワンクリックで一括購入出来る。Kuma Power HourでもiTunesStoreと提携して、プレイリストを売るのはどうだろう。ヒカルのトーク部分をBGMを抜いてバラバラに無料配信(podcasting)する。それらの間に、オンエアされた楽曲を放送順に挟み込んだプレイリストを公開するのだ。こうすれば、InterFMを聴く事が出来ない地域の人たちでも、有料になってしまうがラジオ放送をほぼそのまま聴く事が出来る。私ならInterFMをリアルタイムで聴いた上で毎月このプレイリストを購入する。うむ。てか、今さっき思いついた所なので、自分でもやってみるかな…。基本楽曲はフルコーラスでオンエアされているので、まるごと配信音源を流しても違和感はないだろう。


ヒカルは先月の放送の冒頭で、自分の事を「(放送をとばす)常習犯」だと自虐的に言っているが、その後に続くapologiseが本当に本当の気持ちなら、バラカンさんに頭を下げてでも4月以降も番組を続けられるようにお願いすべきだと思う。べきだとか言ってますが、はい、私が聴きたいだけですね悪いかこのやろう。いや、5月か6月はハネムーン休暇で休んでもいいからさ…。甘酔みたいに「ふらっとマイクのそばにやってきて時間まで好きな事喋って好きな曲をかけてふらっと帰っていく」感じでさ…


…うーん、このままでは私、彼女が活動再開と共にこの番組を終わらせるような事があったら、活動再開を素直に喜べないかもしれないなぁ。それ位好きだこの番組。もうちょっとそこらへんの愛情表現をしっかり出して行った方がいいのかもしれないね私。いや、私たち、かな? ヒカルも含めて、ね。また今も聴いています。何て素敵な番組…。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




日曜日のラジオ放送を聴いていて、タイムラインがいちばん盛り上がったのは三宅さんの最後の発言だった。リアルタイムまとめツイートでは敢えて外したのだが、やはり、ヒカルの復帰に関して「もうすぐかもよ」と言った事について皆反応しない訳にはいかなかったようだ。15年前の話に花を咲かせていても、なんだかんだで"今"のヒカルに関心があると知れて嬉しかったよ。私がそれ喜んでどうするって話だが。

991万枚セールス、という数字の驚異・脅威について語られるが、まぁだから何、というのが残念ながら現実だ。その数字に比して、現実の宇多田ヒカルの影響力はさほどでもない。実際にこの数字に相応しい影響をもつのは、マスメディアの作り出した宇多田ヒカルの知名度だけである。ツアーをやっても他の超ビッグアーティストたち―ミスチルやB'zに動員数は足元に及ばないし、後続に与えた音楽的影響はブルーハーツやX JAPANに較べれば些細なものだ。どちらかといえば音楽的には孤立した立場での大ヒット…それこそ藤圭子や井上陽水なんかの系譜(という言葉もどうかと思うが)に連なるアーティストなのかもしれない。

そういう孤立感の中で、デビューから15年経っても"現役感"を出すのは容易ではない。ただ、松任谷由実のように、荒井時代から数えれば15~20年目くらいに売上的なピークを迎えたビッグアーティストも居るので、前例はない訳ではない。第一、ヒカルみたいな規格外の存在に対して前例の有無など殆ど意味を持たない。彼女が成し遂げれるなら成し遂げるのである。

幸い、年齢的には何の問題もない。YUKIやaikoをみていると、実年齢よりイメージの方が大事なんだなと思う。だからといってステージで年齢をバラすのはどうなんだ田村ゆかり、という思いもあるが、30代だからとか再婚だからとかは、さっき書いたように知名度に関しての話であって、要は虚像のやりくりである。15年前の狂騒を過去のものとして、本当に強固なファンベースを作り上げていく為にはこれからやらなければならない事がやまほどある。

つまり、まだまだこれからアーティストとして、ミュージシャンとして、商業的にやらなければならない事は山ほどあるのだ。その為には、マスメディアの作った知名度に関しては捨象して考えねばならない。最初に存在を知る為にはマスメディアは非常に重要だが、99%の人にとっては「宇多田ヒカル?あぁ知ってる知ってる」で止まるもの。そこから先は、15年経ってもまだまだ未開拓だといえるのではないか。それに、そろそろヒカルからすれば"息子・娘"世代の子たちが本格的にデビューしてくる頃合でもある。15年前は自分が14~15歳でデビューしてたんだからね。それを思いながらFL15企画や甘酔を眺めていると不思議な感覚がある。今、甘酔のヒカルと同年代の誰かが隣のラジオで喋って曲をかけているかもしれない…ユニバーサルレコードからとなる"4度目のデビュー"は、そんな状況の中で為されるのかもしれない。未来に目の向く15周年企画。真っ最中です。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )