1881 HERITAGE

2011年04月23日 | 香港街歩き

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1881 HERITAGE  香港・尖沙咀

香港地下鉄荃灣線「尖沙咀」からペニンシュラホテル(半島酒店)の隣にImg_005あるYMCAへ、道路を挟んで西側に「1881 Heritage」、香港の新しい観光名所としてオープンした。歴史ある水上警察本部(前水警総部)と消防署本Img_012部(前消防局)がホテルとショッピングモールにリニューアル、ちょっとお洒落な街に変革した。正面の大きな建物が1881年に建設された水警総部・主樓。店舗数は少ないが ロレックス・ティファニー・カルチェ・ランセル など名店がずらり、スィート12室だけ超高級ホテル、お洒落なレストランがある。YMCAから地下通路で 1881 Heritage にImg_007回り込む角に、少し見にくいがImg_006年代物のはしご車の消防自動車が見える。東南の角にある赤レンガ造りの建物(右の写真)、右の大き目の建物が前消防局、左は前消防局宿舎で、水警総部とともにごく最近まで使われていた。それにしても見事に歴史資産を価値を損なわず商業施設にリニューアルしたのもだと感心する。

Img_003前水警総部の左奥にイタリア料理のレストラン(STABLE GRILL)がImg_002ある。この建物は水警総部に併設されていた前馬厩(厩舎)である。右の写真はその昔まだ尖沙咀の波止場近くに広州へ出発駅である九龍駅があった頃の写真である。高さ44メートル時計台は当時から九龍半島・尖沙咀のランドマークだった。

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時間球 Time Ball  タイムボール

Img_0201881 Heritage の西南の角、少し高い所に時間球塔が見えImg_022_2る。長い航海だと船内の時計の進み・遅れの補正がどうしても必要になる。港で午砲(タイムガン)を聞いて時計を合わせることも出来るが音速での遅れで正確には合わせられない。19~20世紀に多くの港にタイムボールが設置された。左の写真中央の円柱形の白い建物が時間球塔(タイムボールタImg_023ワー)である。1829年英国のグリニジ天文台に造られテムズ河を航行する船舶に時刻を知らせたのが実用時間球塔の始まりのようだ。屋根の上に串を通した中空の金属球が見えるが、正午の数分前に上に引き上げられて、正午と同時に落下する。これを船舶から観察して自国の補正を行った。時間球塔の中にも入れるので仕組みを観察することが出来る。塔の横にある帆船のマストのようなものは気象台に置かれていた暴風警報表示のものだ。三角形が二つ並んだものはシグナル8。

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