ヤッターマン第10話 タイガードラマーアツヒメだコロン！

タイガードラマーアツヒメだコロン！

今日もいつものヤッターマン基地。
「ガンちゃーん、買い物行ってくれた？」
と、あいもかわらず同棲時代な二人。つうかガンちゃんパシられてる？w
が、ガンちゃんはテレビに夢中で買い物に行っていない。
「アイちゃんごめん、このテレビ見終わったら行くから」
大河ドラマ『篤姫』に200パー夢中でそれどころじゃないのだ。
「賢くて健気でそして可愛くて、理想の女の子なんだよなー」
ガンちゃんは基本的に年上の女に弱いなー。
仕方なくアイちゃんは自分で買い物に行くことに。
「男の子って、目の前にいる素敵なお姫様に気づかないものなのよね」
なにげにものすごい自身満々だな、この女豹。

買い物先は、八百屋さん。
いつものようにいつものごとく、八百屋さんにはドクロマークのついていた。
丸々と巨大な桜島大根が、なんとたったの百円。
怪しく思ったアイちゃん、いつものようにまた店の裏をのぞき見を開始。
案の定、裏ではトンズラーがしなびた大根に水を入れふくらませていたのだった。
「あの人たち、また120パーインチキしてる」
……いやいや、なんか逆にすごくないか、その大根？w
ともあれ、いつも通りにインチキ発覚クレーム発生お店閉店コンボが発生。
地下ではドロンジョ様があふれる万札に大喜び。一本百円の大根でどんだけ儲けてるんだよ、まじめに働きすぎだよボヤトン。

「控えるだべー」
と、そこへいつものように現れるドクロベエ様の指令伝達マシーン（前から思ってたんだが、コレをなんと呼べばいいものか困る。スパイ大作戦ならテープレコーダーだけど、会話してるしなあ）。今回は桜島大根型。
「また来たの？」
思わずぼやくボヤッキーがナイスw
ドクロリングのありか……の前に今週の豆知識
「数ある九州ラーメンの中でも、鹿児島ラーメンだけは博多ラーメンの影響を受けていない」
なんだかひどく微妙な豆知識だ。
「そんなの関係ねえ～でまんねん」
思わずトンズラーが小島よしおしてしまうのもわかるる
つうかいよいよドクちゃんが歓迎されなくなってきたなw　いい傾向だ。
そんなこんなで今回の指令。
鹿児島に伝わるオハラハーリングがドクロリングとのこと。
丸に十の字をつければなんでも願いが叶うという言い伝えは、鹿児島ならだれでもしっているとか（島津家の家紋だね、これ）

そんなこんなで爆発を経て、ドロンボーが出動。
鹿児島でも目立たないメカが最高という発案をもとに「鹿児島」で「サイコー」なメカ「サイゴードーン」が今週のメカ。モデルはもちろん維新の英雄西郷隆盛どん。
その発想にドロンジョ様も「天才だね秀才だねビルゲイツだねー」とご満悦。
当然出てくる「ブタもおだてりゃ木に登る～」
今週は薩摩ロケ記念で薩摩の黒ブタ仕様。くだらない芸コマだ。
それはそうとしてこのシーンのドロンジョ様、あのドクロキセルをお持ちになっていらっしゃる。禁煙傾向を考慮してか、リメイク版では全然吸っていなかったがついに登場だ。でも持ってるだけで吸っていない。うーん、微妙。ドクロの煙吐いてほしいんだけどなー。おれもタバコはまったく吸わないけど、近年の嫌煙傾向はちょっと異常な気がするなー。
まあ、愛煙家に驕慢な奴が多いのも事実ではあるけど……
ともかく、ドロンジョ様には吸っていていただきたい。

アイちゃん、早速ガンちゃんにこのことを告げると
「ちょっと待って。もう一度大河ドラマのビデオ見るから」
さっき見終わったら買い物に行くといっていたのに……
しかし行き先が『篤姫』の舞台となった鹿児島と聞くと、俄然やる気を出すガン。
「篤姫に会えるかもしれないし」
こいつ、大河ドラマの意味わかってるのか？w
ともあれ早速ヤッターワン出動。
「鹿児島県！本土最南端の県！」
「昔、薩摩藩と呼ばれ、現在の人口は約173万人！」
なんか出動しながら二人が凛々しい声でわざとらしい解説はじめたー！（ガビーン）
でＣＭ。

鹿児島に降り立つサイゴードーン。
しかしみんなサイゴードーンを凝視。やっぱ目立つしなあ……w
が、西郷どん大好きな鹿児島県人、思わずサイゴードーンを神輿にお祭りをはじめてしまった。
担ぎながら歌うはオハラ節。
「♪燃えてあがるはオハラハーさくらーじーま」」
歌にピーンと来たドロンジョ様、ドクロリングは桜島にあるにちがいない！

一方その頃、その桜島にゴムボートで向かう男の姿があった。
そして火山弾であっさり沈没するのであった。
「助けてたもんせー！」
そこへ通りかかる正義の味方？ヤッターマン
ケンダマジック・レスキューバージョンで見事に男を助け出すのであった。初耳ですけどね、そのモード。
それにしても、この男、なんかどこかで見たことある風体だな
「おいどんはオオオクと申す。大学で地元の歴史を教えているでごんす」
あー……
おいどんでチビでメガネの冴えないこの姿……松本零次の『男おいどん』かw
おいどんつながりだけで松本零次か……無茶があるなあ……
オオオク教授に篤姫の場所……もといオハラハーリングの場所を尋ねるアイちゃん。
なんとオオオク教授はまさにそのオハラハーリングを求めて桜島を訪れようとしていたらしい。
「昔々ロングロングアゴー……」
とオハラハーリングの伝説わ語る教授。
オハラハーリングは縄文時代の昔から鹿児島に伝わるリングで、西郷どんはそのリングの魔力で維新を成し遂げたが、リングの力を恐れて桜島の火口に投げ入れてしまったらしい。
こ、ここでロード・オブ・ザ・リングネタかよw　男おいどんとTLORってどんだけ無理な組み合わせだよw

そんなわけで、ヤッターワンで桜島に向かう一行。
それを発見したのは同じく桜島を目指すドロンボー。
ヤッターマンに気づかれる前に「地元名産品攻撃その1、溶岩糖ミサイル」で先制攻撃。
死角からの攻撃にオオオク教授は気絶、ヤッターワンも参ってしまい絶体絶命。どうするのか……と思っていると、
「おーい、こっち、ここなら安全よ」
と謎の女性が一行をトンネルへ誘う。

女性の名前はアツヒメ。バンド「タイガー」のドラマーだという。
大河ドラマ篤姫らぬ、タイガーのドラマーのアツヒメ、ということらしい。なんだそれギャグとして成り立っているのか？w
しかしこのアツヒメ、髪はピンクと緑で、なんとも不自然なセンスなんですけど。明らかに別のアニメのセンス。そう、例えて言うなら遊戯王GXあたりの。というかどう見ても遊戯王です。
アツヒメは良く見ると篤姫にそっくり。勘違いしたガンちゃんはデレデレになるが、アイちゃんが女豹の一睨みで黙らせる。
アツヒメはオオオク教授にプロポーズされたが、うだつのあがらない彼に返事は出来ず、オハラハーリングを見つけて学会に認められたら結婚すると約束したらしい。
「薩摩おごじょは情熱的」
アイちゃんがなぜか薩摩弁で感心し、ナレーションが「薩摩おごじょとはイタチ科のオコジョではなくね鹿児島のかわいい女の子という意味なのである」と説明する。つうかおこじょかわええ。
説明を聞いたアイちゃん、アツヒメが彼女なりに教授を愛していることを女豹の勘で察する。この女豹、今回こわいなー。

一方、ドロンボー一味は火口に近づき「まなこだま開いて」探した結果、見事オハラハーリングを発見していた（センサーにの表示「KORE」は曖昧すぎるだろw）
そこへあらわるヤッターマン
「ヤッターマンがいるかぎり！」「この世に悪は栄えない！」
とカッコよく出てきたはいいが、アイちゃんが「アツヒメはオオオク教授のことを愛している」と云うと、50パー情緒不安定なガンちゃん大泣き。
「なにしに来たんでしょうねあの人たち」
とあきれながら、ボヤッキーの地元名産兵器その2サツマイモミサイルが「腹からドーン」と発射。
しかし二人はそれをキャッチ。
「おいしーい」
「さすが地元だな」
とすかさず食べ始めてしまう。ミサイルじゃなくてただのサツマイモじゃねえかよw
つうかさっきまで大泣きしていたのに、なに満足げに食ってんだよガンw　ほんとに情緒不安定だな。

「こうなったら超秘密兵器、西郷どんの愛犬つう、いってらっしゃい！」
サイゴードーンの連れている犬型メカが飛び立ち、ヤッターワンの足に小便をかけると、なんと足が溶けはじめる。思わず尻尾で吹き飛ばすヤッターワン。
「今のうちに火口に降りてリングを回収するんだよ！」
危ないからいやがる二人に指示をして、火口へと降りていくサイゴードーン。
しかし地盤がもろすぎて、これ以上進むとリングが溶岩に落ちてしまう。
仕方なくメカを降りて進むことにした三人。
……って、なんでそこでいつもの自転車なんだよw
最高だよ、どんだけその自転車好きなんだよw
「そろーり」じゃねえよ。恐いよw
しかしそのとき、火山が噴火の兆候を見せはじめる。
「危ないからあがってこーい」
ガンちゃんが忠告してもドロンジョは「悔しかったらここまでおーいでー」
「なんとかして噴火を止めないと！」
「ガンちゃん、ドロンボーたちを助けるの？」
「ああ、人の命は大切だ！」
なんといううそ臭い正義感。それでこそヤッターマン。
「そんなガンちゃんのこと、メガパー大好き」
女豹もさりげなく告白しながら、メカの素をアンダースローで投下。

「ビックリドッキリメカ発進」
といつもの通りに……って、あ、ドラムロール隊が三匹ともサングラスとひげになってるw
ともあれゾロメカ出動。今週はシロクマメカ。
「シロクマというのは鹿児島名物のカキ氷なのだ」
シロクマのカキ氷投下により、火口は一時的に凍結するのであった。
おかげで無事オハラハーリングをゲットするドロンボー。
しかし当然オハラハーリングをドクロリングではなかった。
ショックで手放したリングが火口に落ちた衝撃で溶岩が融解。たちまち大噴火る吹き飛ばされた先でさらにドクロベーさまのお仕置き「いぶすき温泉名物砂蒸温泉」で熱い砂に生き埋めされてしまうのであった。

オハラハーリングは火口に失われてしまったが、オオオク教授に失望の色は薄い。
「その方が西郷どんの意思にかなっているでごわす」
だったらはじめから探すなよw
しかしこの今回の一件で教授を見直したアツヒメは、結婚することを承諾。
「アツヒメはオオオクにあがります」
お前、この一言が云いたかっただけちゃうんかとw
そんなわけで、最後まで勘違いして号泣するガンちゃんをよそに一見落着なのでありました。

うーん、今回はいろいろ冒険しすぎて無理があったなあ。
ドロンボーと戦わない、という回はもっと後にもってきた方が良かったんじゃないかなあ。
正直、新作はまだ形式として完成されてないから、ここまで壊してしまうと新規視聴者がついてこられないんじゃ？
鹿児島もネタとして弱すぎるし、篤姫と男おいどんと指輪物語も組み合わせとしてはちょっとどうかな、と。今回の脚本家、武上純希は鹿児島出身らしいので、ちょっと郷土愛にさきばしり過ぎたかな。

あとは見所としては、アイちゃんの帽子がもこもこしすぎだった（途中で気づいて妙に笑えた）のと、ドロンジョさまのおまたの切れ込みがやたら大胆だったかな。

しかし、なによりの問題は来週から三週間のお休み……
いくら番組改変期だからって長い……長すぎるよセニョリータ……



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