角度

いつも見ている景色だって角度を変えると　また新しくなる
今見ている世界が本当だって　誰が言えるだろうか
自分のものさしでしか測れないと　見えるものが少ないのかもね

何の変哲もない

何の変哲もない景色ほど　大切なものがある
誰かが考えて並べたわけでもなく　必要と無意識がそこにある
考えるよりも先に写真　今その時見つけたものこそ必然

羽根を広げる

ウミウだろうか　ウキの上で羽根を広げる
たぶん近くで見たら大きいんだろう
鳥の大きさはイメージが出来ない　いつも遠い所にいるからね

キノコ

大きく傘を広げた白いキノコ
毒なのか薬なのか　さっぱり検討がつかない
ジメジメとした季節　また明日から雨の予報

記憶の片隅

昨日の夜　ウトウトとテレビを見てたら眠ってしまっていた
はっと目が覚めると付いたままの明かりとテレビ
開けた窓の外に朝がやってきて　思わずカメラに手が伸びたんだ

こあめ

タヌキかな？　いや違うアナグマだろう
地域の言葉で”こあめ”　俗にムジナと呼ばれるものだろう
なぜだか出会う時は雨の日が多いけど　雨が好きなんだろうか？

撮影：三重県紀北町　ニホンアナグマ（らしい）

力あるものの意味

芝刈りをしたあとの景色は気持ちがいい
ただそこには咲いていたはずの小さな花があった
写真を撮る前に刈り取ってしまったネジリバナが　なぜだかずっと心に残っている

時の流れ

台風一過もいい加減にしてほしい真夏の日差し
ふと思い出す　ここには木造の船が並んでいたんだ
発動機のエンジン音と　船を引き上げるウィンチの金属音が忘れられない

夕方

雨がしとしとと降り続いて　いつの間にか夕方
ふと空を見ればだんだんと晴れ間のようなものが浮かぶ
赤く色づいた空に　明日の晴れ間を望みながら

もうヒナは孵ったのかな

彼女が巣の方でゴソゴソしてる
もうヒナたちは孵ったんだろうか
さぁて　これからもっと忙しくなるぞ