ゴールデンスランバー

世間で騒がれた後、文庫本になってからようやく買う私。

ということで今回読んだ『ゴールデンスランバー』も結局昨年末に買いました。

 

読後感が爽快と言うべきか、うまく言葉が当てはまりませんが、いい本でした。

様々な伏線がうまく配置されていて、それを紐解くところでつい「おっ」と思ってしまう。

自分自身の青春時代に引き込むノスタルジックな気持ちを思わせつつ、冷徹な巨大な相手との緊張感ある駆け引き。

著者の世界観にどっぷりはまりあっという間に読みきりました。

 

この伊坂幸太郎氏の小説に定評があるのは随分前から聞いていたのですが、読んだのは初めて。

他の小説も読みたくなりますね。

 

私とさほど歳も変わらない著者。

いやはや、この想像力に感服いたしました。

 

絶対に一読の一冊です。

 

	ゴールデンスランバー (新潮文庫)
	伊坂 幸太郎
	新潮社