「豆が採れたから、またいつでもおいで~!!」
という電話が今年もかかってきました。
豆というのは・・・。
ツタンカーメンのエンドウです。
この豆については、過去にもブログに何回か書かせていただきました。
昨夜は、豆ごはんにしました。
いつもは、豆も一緒に炊きこんでいますが、
今年は豆を別に茹でて、その茹で汁を使ってご飯を炊き、
最後に豆を混ぜる・・・という方式でやりました。
だから、豆を茹でる時にすでに紫の色素(アントシアニン)が流れ出しているのでしょう。
炊きあがった時に、すでにほんのりピンク色ですね。
でも、ここからがツタンカーメンの本領発揮ですよ。
8時間、保温しておいたら・・・。
ご飯は、お赤飯の色。
でも、その分、豆の色は悪くなっていますね。
毎年、ツタンカーメンのエンドウごはんを食べながら考えます。
この不思議なアントシアニンの働きについて。
なんで、この豆はこの色を身に着けたんだろう?
「動かない」という選択をした植物は、様々なストレスに対抗するために
「独自の化学兵器」による防御戦略を発達させました。
様々なストレスというのは、虫や病原菌ばかりではありません。
環境に由来するストレスというものもあります。
・乾燥
・土壌の塩分濃度
・温度変化(高温、低温)
・紫外線
・上記の4つのストレスが引き起こす活性酸素
エンドウ豆の原産地は、中央アジアから中近東地域と言われています。
空気は乾燥し、一日の温度変化も大きく、紫外線も強いことでしょう。
これらが原因となって発生する活性酸素を減らすために
抗酸化力のあるアントシアニンという「化学兵器」を装備し、
大切な豆(種子)を守っているのではないでしょうか?
毎年、豆ごはんを食べながら考えているのですが、
このミステリアスな紫色は、なかなか正解を教えてくれません。
すっごい興味深い情報です。
グリンピースも、やっぱり中にアントシアニンを含んでいるのね。
「どうしてツタンカーメンのエンドウだけが?」って不思議でしたが、
エンドウはみんな種子を守ろうとしていることがわかって、
とってもうれしいです。
アントシアニンは考えたことなかったよ(笑)
お赤飯になるなんて・・・。
さすが、ぷ~ちゃんは考えることが違うっ!!(爆)