”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

在来大豆で味噌づくり

2017-04-06 11:06:14 | 在来種 伝統野菜

昨年秋に、とても貴重な在来大豆を3種類いただきました。

 ●津久井在来(神奈川)

 ●小糸在来(千葉)

 ●肴豆(新潟)

  

本当は、それぞれの良さがわかるように、

1種類ずつお豆腐を作るつもりでしたが、

昨年秋から超過密スケジュールになり、

年明けには目の病気にまでなって、いまだに右目は視野が欠けています。

そんな状態でしたので、お豆腐を作る時間も元気もなく、

「どうしよう、この大豆・・・。」とずっと気になっていました。

  

色々な方にアドバイスを求め、今の自分に一番負担にならない方法は、

500g×3種類=1500gの大豆でお味噌を作ることでした。

   

大豆が全部で1500g、お塩も1500g。

米麹は、市販の乾燥麹を700g使いました。(教科書よりもちょっと多い)

 

   

乾燥した状態のものをご覧ください。

 

色がずいぶん違いますね。

  

  

10時間、お水に浸けました。

 

一番水を吸ったのが、前列左の肴豆(新潟)でした。

何回、お水を追加したことか・・・。

  

 

1種類ずつ茹でていきます。

 

一番、このように泡が出たのは津久井在来(神奈川)でした。

  

 

茹でたものをご覧ください。(軟らかくなった順に載せています)

●肴豆(新潟)

 

 

  

●津久井在来(神奈川)

 

  

  

●小糸在来(新潟)

 

  

 

茹でたものを食べ比べしてみました。

以下、私の感想です。

 ●肴豆(新潟)…一番軟らかく、みずみずしいが、味が淡泊。

 ●津久井在来(神奈川)…一番ホクホクしていたが、若干えぐみがある。

 ●小糸在来(千葉)…甘み、ホクホク感も十分。バランスがとれたおいしさ。

  

  

ゆで上がった順にフードプロセッサーにかけます。

塩と麹を混ぜたものに加えて、よく混ぜ合わせていきます。

これは、夫と流れ作業で進めていきます。

 

こちらは、肴豆をすりつぶしたものです。

  

  

混ぜたものを丸め、容器に叩きつけるように入れていきます。

3種類とも入れた状態がこちら。

 

  

  

表面に塩を敷き詰め、ペーパータオル、ラップを敷いて、

今は、寝かせてあります。

 

3か月後が楽しみです。

 

3種の在来大豆の手作り味噌。

なんて贅沢な!! ヽ(^。^)ノ

  

貴重な大豆を分けていただき、本当にありがとうございました。

 

コメント
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