【道祖神社】
場所は京都駅に程近い油小路通塩小路下ル
アパホテル<京都駅堀川通>の裏手
京都駅烏丸口からですと塩小路通を西へ
オムロン本社を過ぎ一筋目
油小路通を南に折れてすぐです
本殿両側の提灯にはそれぞれ
「交通安全」「えんむすびの神」
御祭神: 猿田彦命 天鈿女命
猿田彦命は瓊瓊杵尊、天孫降臨の際ナビゲーター
ゆえに道の神、旅人の神とされているので
「交通安全」
天鈿女命(日本書紀)は
(古事記では天宇受賣命)
天照大神の岩戸隠れの際
こちらでは書けないような
物凄いエロティックな踊りで
神々を大笑いさせたという芸能の始祖神
Patrichiaは漠然とですが
天鈿女命は
とても聡明で高貴な方であるのに
庶民的な温かさを持った女性だと感じます
怯えたり拗ねたりしている子供を
言葉巧みに母親が誘い出すように
漆黒の闇と化した世界に光明を戻す為に
女性の持っている武器をフル稼働し
天上・地上界のために
まさに一肌脱ぎましょうと
この貢献と(作戦と)
神様たちの連携プレーで岩戸開きとなったのですから
神様として祀られている所以です
日本神話は実に人間くさい
Interesting storyです ^^;
長くなりましたが
そしてこのお二人はご夫婦なので
「えんむすび」
脇にいくつかの末社が並んでおり
その中の【書聖天満宮】では…
にゃんこ 隊長パトロール中 ^^;
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南隣には【明王院 不動堂】
建物はコンパクトで
仄暗い堂内は護摩焚きで燻され
実にいい味を出し
これぞ「お堂」という感じ
少し煤けた提灯も相乗効果 ^^
弘法大師の一刀三礼と伝わる
こちらのご本尊
秘仏中の秘仏です (`・ω・´)
空海がこの地で発見した霊石に彫刻し
石棺に納め井戸の奥底深く安置し封印
ということで…
見た人誰もいませんΣ(^o^;)
新選組の屯所があったらしき所なので
この近辺あちこちで駒札などを見掛けますが
第三屯所「不動堂村の屯所」がこちら
(第一屯所:壬生八木家、第二屯所:西本願寺)
かも(・・?
というだけで
正確な場所は判明していないようです
堀川塩小路近隣のあちこちの駒札:どちらも「この付近…屯所跡」
大正期京都の地誌「京都坊目誌」:堀川の東、木津屋橋の南
霊山歴史館が2003年に「堀川塩小路にあった」と権威付け?
…。
これだけ曖昧なのは
新選組が京都で
大層な嫌われ者だったから?
歴史マニアでもなく
幕末好きでもなく
ましてや、新選組ファンでもないので
屯所跡を探索するつもりではないのですが
二百余名収容でき
一万平方メートルもの敷地
「不動堂村の住人」は…いたのですよね
西本願寺が新屯所の費用を負担し
場所も斡旋したのなら資料が何もないのも腑に落ちないし…
無き物に…((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
当時の京都人の彼らに対する
フツフツとした怒りが伝わり
その深層心理の方に興味が湧きます
このあと堀川塩小路を西へ…続く