苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2011年4月10日(日)【京都北山/雲取山】其の一

2011-05-02 | 京都周辺エリア
街では、ハナミズキも咲いた。
ゴールデンウィークだというのに、ようやく4月10日に行った雲取山のレビューだ。
雲取山は、京都駅から一直線の方角、真北にある。

京都の出町柳駅に7時38分に到着。
出町柳のいつものパン屋さんでパンを買い、45分発の叡山電車で鞍馬駅へ。


先日はまだ蕾だった


8時15分 鞍馬駅  

トイレに行き、駅を出て天狗の顔を横に見ながら鞍馬のバス停へと急ぐ。
実はバス停の位置を確認せずに来たので、わりと不安なのだ。
道なりに行くとすぐに見つけることができてホッとする。

安心して33分発のバスを待っていると、なにやら紫色の空気を漂わた場違いな集団が歩いてきた。
マダムと呼べそうな着飾った10人ほどの女性集団。それを引き連れているのは、デュ○ク更○に似たオジさんである。
服装は別にして、みんなとても健康的で楽しそうだ。テンションが高い。とても無気味である。
それにしても、ややマッチョではあるが、デュークのトレードマークの帽子やサングラスをかけていて非常に似ているのだ。
やや背も低い感じがするが、もしかしたら更家本人だっただろうか。
(後日調べたところ、やっぱり本人だった。鞍馬でイベントがあったみたいだ)











9時05分 花背高原前バス停

鞍馬駅からバスに乗り北へ、花背峠を過ぎて477号線を別所川沿いに走る。
山間の道が開けてきたところで花背高原前バス停に到着した。

バス停から左前方の橋を渡り、道なりに歩く。








9時14分 スキー場跡地               奥の方にも怪しげな建物。

舗装路が途切れ、モヤモヤと春の野草で賑わう山道を行くと、やがてスキー場の跡地に出た。
スキー場にしては規模が小さい。ここが花背高原なのだろうか。

道の脇には小川が流れており、その横に当時を偲ばせる廃屋が建っていた。
内部を覗いてみると、バスケットボールほどのスズメバチの巣が天井にぶらさがっていた。
オワワワッと逃げ腰になるも、どうやら古巣のようだ。バスケットボールほどもあり、とてもりっぱである。
蜂がブンブン飛び交っている過激巣を見たかったような気もするが、危険すぎるのでこれはこれでよかったのだ。
それでもやや興奮しウロウロしていると、地元の人たちなのか廃屋前に車を止めてなにやら作業を始めた。
あまりウロウロして尋問されても困るので逃げるように先へと進む。



9時20分 1番札

このコースにはこれからも、このような木の札が道標として続く。






2番札

1番から5分ほど歩くと、2番の札があり、沢を渡って左へと進む。







だいたい5分ほど歩いたところに札が設置されている。
分速70mとすると、350mごとということになるが、適当な数値なので当てにはならない。






直進ルートには倒木にバツ印

やや上りとなり、面倒だなと思っていると目の前にバツ印が付けられた倒木が道を塞いでいた。
それを避けて右へと折れる。





剥き出しの神経のような痛々しい根っこ

なんだか悪いなと思いながら、根っこの坂道を上る。
この先は寺山峠だ。

















9時45分 寺山峠

これといって主張のない寺山峠に到着した。
右(北)へと進路をとり、公団巡視路を通ってハタカリ峠経由、雲取峠に至る道もあるが、
我々はまっすぐに谷へと下る。







沢沿いに歩く。






6番の札が設置されている

突き当たりを右へと進む。
(左は一ノ谷出合への道)






道は沢を遡行する形となり、あやふやで分かりにくい。
磁石を見ると北北東を示していた。







山間部のさらに谷間ということもあってまだ雪が残っていた。
20センチくらいあるだろう雪の上を歩く。























10時05分 渓友クラブの山荘

視界が開けた先に、渓友クラブの雲取山荘が見えてきた。
こういった山荘は山歩きの雰囲気を醸し出すのには役立ってくれるが、
我々のような一般ハイカーには近寄れない場所なので少し悲しい。
どういった許可を元に建設されているのであろうか。ただ土地を購入し、建てているだけなのだろうか。
そうだといいなぁ。それだと簡単だから、いずれumeboc山荘をどこかに建設してやろうではないか。
早く宝くじを当てないといけない。



フキノトウと見間違えそうなクリンソウ

山荘付近の沢ではクリンソウが目立っている。
ハクサイのようで美味しそうなのだが、シカの食害を逃れているのはどうしたわけなのだろうか。
毒があるとは聞かないが、シカが食べないものを食べる気にはなれない。

山荘からすぐに7番の札。


クリンソウ・・・美味しそうだ




沢を繰り返し渡りながら北へと進み、8番の札を通過する。


10時17分 9番の札

9番を左(西)へ、少し上りとなる。
























広くゆったりとした坂を上ると、雲取峠が見えてきた。










なんという開放感なのだ。周囲は天然林、広々とした最高に気持ちのいい空間だ。
青い空も清々しく、思わず駆け回りたくなる。が、ここは大人しく心にしまっておく。








10時26分 雲取峠











雲取峠を西へと歩み出してすぐ、10番の札がかかっていた。










山腹をぐるりとまく。











少し上ってピークとなるが、すぐに下ってしまう。
騙された気分を味わうが、とても気持ちの良い環境なので落ち着いてほのぼのと歩く。








ギリギリ点景となるうめ子

とても良い景色なので、うめ子と上手く合わせた写真を撮りたいのだが、
彼女のひたむきな前進力には我が写真力が付いてゆかない。




10時37分 11番の札

下りきったところで11番の札があった。
このまま雲取山山頂を目指しいっきに上る。
頂上はあと少しなのだ。


















10時40分 雲取山山頂

よやく山頂に到着。
誰かが作成し取り付けている札をむしり取って記念撮影する。
ここまでバス停から1時間35分である。ほぼコースタイム通りで我ながらびっくりする。
わりと早く歩いているつもりでも、いつもコースタイムと同じだ。そんなに遅くはないと思うのだけどなぁ。



天気もよく、心地よい広場なのでお昼をとることにした。




それでは次回【京都北山/雲取山 其の二】に続く。まったね~。


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