苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2011年12月4日(日)【小野村割岳(京都北山)】 其の二 完

2012-01-29 | 京都周辺エリア
【小野村割岳(京都北山) 其の一】

小野村割岳は稜線歩きが主なコースと書いたけれど、
確かに面白い。






13時24分 台杉

この辺りは台杉と呼ばれるスギの大木が多い。
台杉は急峻な狭い森林で効率よく丸太材を生産する為に考えだされた方法だけれど、
台となる木から何本か新しい木を生育させ、恒常的に床柱などに使える太さのスギを生産する方法だ。

そういったなごりの木々があちこちに残されており、それはそれは見応えがある。










方位を確認しながらのんびり歩く。






13時33分 道標

「道標に雷杉・佐々里峠」とある。









よく他の方のブログでも取り上げられている雷杉に到着した。





13時48分 雷杉






雷に打たれ、中が空洞になってしまっている。それでも枯れることなく生きている。













しばらく歩き、ピーク811を通過。




ナメコもいたるところで見る事ができた







14時04分

大きな倒木。朽ちた幹からは多くの植物が育っていた。
こういう木をナースツリーと言うのだと、先日見たドキュメンタリー番組で知った。
(アメリカの山に上る番組だったけれど・・どこだったかは忘れた)






14時10分 

日本昔話に出てくる竜のような木。
深い雪に対応してこうなったのだろうか?そういえばなんの木だったのだろう。








クリタケ生えてた








小野村割岳稜線歩きもだいぶ後半まできた。

アップダウンもさほどではなく、のんきに歩けてとても良かった。






クマのウンコ見をつけた。
登山道の真ん中にドデーンと鎮座していた。
ツキノワグマのものだろう。
クマ棚だとか、クマ剥ぎだとか、クマの痕跡を期待してきて今まで出会えずにいたけれど、
ようやくここに達成する。

と、そこへ小熊が現れ驚きと恐怖に硬直しているボクたちに向かって母グマが襲いかかる!!




なんて想像するとやっぱり怖い。
付近を警戒しつつ少し足取り早く進む。




14時27分 ピーク840m

クマの糞からすぐ、南へと進む。展望が開けていて芦生方面がよく見えていた。













道路が見えてきた。







登山道から梯子を使い道路へと下りる。





15時00分 佐々里峠

峠を越える人々の避難所となっていた石室。
大雪の年には屋根近くまで雪が積もっている事も。

車を止めた男女がウロウロとしていたけれど、ハイカーだったかな?






石室から道路を左へと歩くと、ペンションのような建物が右手に見えてくる。

この辺りに広河原へと下るルートの入口があるのだけれど、別荘へと続く道があり惑わされ易い。
ペンションを通過すると、地味に入口がある。

ちなみに別荘ではバーベキューか何かをしているらしく、とても楽しそうだった。
なんだかむかつく。





15時07分 オバナ谷への入口

とても登山道とは思えない道に入り、オバナ谷を広河原へと下る。
裏山の獣道といった感じだ。






いまいち雰囲気の無い道を進む。











別荘や道路から10分も下ると、ようやく登山道らしくなってきた。
わりとあっさりと書いているが、峰床山を思い出すグダグダとしたルートでやや危険だ。




15時34分、砂防ダムの横を通り、少しすると道が開けた。


15時46分 林道

林道へと出てきた。あとは広河原のバス停へと歩くだけだ。








15時52分 道路








喫茶庄兵衛

一応喫茶店があった。日に数人くらいは来るのだろうか。
もしかして地元の人で繁盛しているのかもしれないが、バス待ちの人達には心強いことだろう。
なにせボクたちのような時間帯で行動すると(公共機関を使用するハイカーはだいたい同じ時間帯になる)、
帰りのバスは17時00分まで無い。





観光トイレ

所有者の協力によって成りたっている観光客用のトイレ。
和式のぼっとんだけれど、予想外に快適に使用出来る。管理されている方に感謝。
ありがとうございます。






16時08分 広河原バス停

バス停に到着した。発車まで1時間近くあるので、河原(橋の下)へと下りてくつろぐ事にした。







川を見ながらミカンを食べ、コーヒーを沸かして飲む。
橋の下なので雨も気にならない。鉄砲水などには注意が必要かな。







17時、ようやくバスが発車し、この日の山歩き終了。



遠かった。でも稜線は素晴らしい物だった。今頃(2012年1月末現在)はさぞ深い雪に覆われていることだろう。
ぜひともそういった時期に再度歩きたいものだ。

最後、めずらしく出町柳の駅前で食事をすることになった。
居酒屋風の店に入って定食を頼んで食べた。
今まで食べた唐揚げ定食で一番がっかりした、と後にうめ子語る。
ボクは豚の生姜焼き定食。
まあ悪くはなかったけれど、インスタントのみそ汁がまずくてちゃぶ台をひっくり返しかけた(ちゃぶ台無いけど)。
駅前だからって調子に乗って観光客嘗めるなっ!!

それじゃ、まったねー。


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2 コメント

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Unknown (ポンキチ)
2012-01-30 13:01:10
沢を渡ったり巨木があったり変化のある楽しいコースですね。こう言うコースは好きですがやはりクマの生息地域なので足が向かないです。

雷杉と言うのもすごいですね~
なんか屋久島な感じがしましたw
キノコの関しての知識も豊富そうで・・・
僕なんかまったく知識ございません

日本昔ばなしの木に乗っかってるところでチョイわらけました

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こんばんは! (umeboc)
2012-01-30 22:10:55
ポンキチさんへ。

ここの稜線歩きあは相当気分良いです。京都北山にハマる人が多いのもよくわかります。
クマ、こっちが騒いでたら大丈夫と思うのです。ヒグマが居るんだったらボクも考えます。

やっぱり大きな木は観て楽しいです。
キノコも美味そうで。でも、知識は無いです。いつも必死で図鑑見てます。

ぼおや~よいこだ、ネンネしな~、
みたいな。
股がりたくなる、ちょうど良さそうな幹なんです。
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