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写真と映像でみる【セレクションセール2011(1歳馬)】

2011年07月24日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
2011年7月18日(月)~19日(火)、北海道市場(北海道新ひだか町静内)にて【セレクションセール2011(一歳)】が開催された。
※セール当日に報告した「セレクションセール2011結果速報」の補足で、ここでは18日(月)~19日(火)に開催された【一歳セール】の様子や高額上位馬等、市場長の公式インタビューを写真と映像で振り返る。

今年は当歳セールの上場頭数が予定まで集まらなかったために中止となり、上場頭数を増やした1歳セールは2日間にわたる開催となった。
ここ2年間は、セール開催当日の「比較展示」は実施されず、上場馬のチェックは「前日展示」で行うというスタイルが定着し、多数の購買関係者に認知されてきていた。しかし、今年は380頭も上場予定馬を集めてしまい(昨年は252頭)、馬房数(満杯に入れて315)に限るがあることから、せっかく浸透してきた前日展示の開催が不可能となった。当然、購買者側からは「例年のように前日展示はやらないのか?」という要望が出るわけであり、急きょ13日~14日に「事前下見」(前日展示とは意味合いが大きく違う)が実施されることになった。
※大部分の人が「JRAからの要望で事前下見をやることになった」と認識しているようだが、JRAに確認したところ、「そんな事実は一切ない」という回答があったことを付け加えておく。

セレクトセールの翌日ということで送迎バスも運行されたが、そもそも事前下見の告知が不足しており、利用客は2人、下見そのものに参加した購買関係者は、昨年の前日展示から比較して雲泥の差だった。参加した購買者側からも、「直前で案内されても日程調整がつかない知り合いが多かった」や「比較展示中に主催者がビデオ撮影をしていて、実際に来ている我々が馬をじっくり見ることができなかった」という声、当然その裏返しとして販売者側からは、「お客様に見てもらったという手応えが感じられなかった」と、運営面に対する不満の声が多く出ていた。


写真:事前下見の様子(比較展示)


写真:事前下見の様子(常歩)

事前下見の客足が低調だったことから、生産振興会からは「もう少しお客さんに見てもらえる時間を作ってほしい」との希望が出され、セール当日は時間短縮版の比較展示と常歩が実施された。

写真:セール当日の様子(比較展示、18日)


写真:セール当日の様子(常歩、18日)


写真:セール当日の様子(常歩、18日)


写真:セール当日の様子(展示時間外、18日)

セール当日は多くの購買関係者で賑わい、展示エリアだけでなく、各馬房前でも精力的にチェックをおこなう購買関係者の姿がみられた。


写真:セール当日の様子(比較展示、19日)


写真:セール当日の様子(常歩、18日)

正午(2日目は午前11時30分)よりセールがスタート。今年の購買登録者数は327名(昨年:302名)をだった。
開催前には、荒木正博市場長が下記のように挨拶した。



写真・動画:荒木正博市場長の挨拶

2日間で名簿掲載頭数380頭のうち20頭が欠場となり、360頭(牡231、牝129)が上場され、結果概要は、売却頭数201頭(牡141、牝60)、売却率55.83%(牡61.04%、牝46.51%)、売上総額18億4,317万円(税込)、平均価格917万円(税込)だった。
※2010年度の結果(1日開催):上場頭数245頭(牡170、牝75)、売却頭数141頭(牡105、牝36)、売却率57.55%、売上総額15億3,216万円(税込)、平均価格1,086万6,383円(税込)。
※2009年度の結果(1日開催):上場頭数241頭(牡149、牝92)、売却頭数132頭(牡89、牝37)、売却率54.8%、売上総額13億105万5,000円(税込)、平均価格985万6,477円(税込)。
過去からの結果推移表もこちらから

2日間通じての最高額馬は、トゥインクルタイム(中央2勝)の半弟「No.145-プリンス(父マンハッタンカフェ)」で、2,400万円(税抜)で落札(落札者:竹園正継氏)された。準最高額馬は、ホシノピアス(G3-フェアリーS2着)の半弟「No.295-ダンジグジョイの2010(父ステイゴールド)」で、2,150万円(税抜)で落札(落札者:猪熊広次氏)された。

以下、2,000万円を超えた3頭の写真・動画(落札シーン&落札直後の横姿)を掲載する。

【No.145-プリンス(トゥインクルレインの2010)】
牡 父マンハッタンカフェ 母トゥインクルレイン(母父Gilded Time)
落札者:竹園 正継 氏
落札価格:24,000,000円
販売者・生産牧場:松本牧場
本馬のブラックタイプへ



写真・動画:落札シーン&落札直後の横姿

【No.295-ダンジグジョイの2010】
牡 父ステイゴールド 母ダンジグジョイ(母父Danzig)
落札者:猪熊 広次 氏
落札価格:21,500,000円(税別)
販売者・生産牧場:(株)タイヘイ牧場
本馬のブラックタイプへ



写真・動画:落札シーン&落札直後の横姿

【No.373-ダイワデリカシーの22】
牡 父アドマイヤムーン 母ダイワデリカシー(母父バブルガムフェロー)
落札者:(有)ケイアイファーム
落札価格:20,100,000円(税別)
販売者・生産牧場:酒井 秀紀 氏
本馬のブラックタイプへ



写真:落札シーン&落札直後の横姿

市場終了後、荒木正博市場長が報道陣のインタビューに答え、当歳がセール中止になった経緯や、今年の結果についての考察、来年の開催方法などについて下記動画のようにコメントした。後半部分では報道陣から厳しい指摘が出る一幕もあった。


動画:荒木正博市場長インタビュー

当セールはあくまでもセレクションセールである。毎回記述しているが、売却率50%台でセレクトされた市場と呼べるのか、はなはだ疑問である。昨年の250頭規模でも購買者側からは、「セレクションセールと呼べない馬がたくさんいた」と指摘されていながら、今回380頭規模にまで拡大したことに対し、購買者・販売者双方から「理解に苦しむ」という声が多数出ている。まして、この厳しい結果を受けて、上記会見では「来年は350頭規模で2日間開催をする」とほとんど変化のないコメントが出たことに対し、取材していた報道陣全員が驚きの表情を隠せなかった。当セールがセレクトセールに対して強みを発揮するには、「実馬検査をしっかり実施して上場馬を選定する」ことが重要であり、そのノウハウを独自に構築することが必須だと思う。そういう気運が高まっていた頃もあったのだが、ここ数年で一気に実馬検査を軽視するようになってしまったことは非常に残念である。今回の結果を見れば、選定のミスがなければ、7割・8割以上を目指せるセリも可能である。今一度、セレクションセールの強みはなんなのか、じっくりと考えて、来年の開催方法を打ち出して欲しいと切に願っている。

最後に、価格帯別の売却実績を示す。

「価格帯別売却実績」
 ・2,000万円以上:3頭(1.5%) ※昨年:9頭(6.4%)
 ・1,500万円~2,000万円:26頭(12.9%) ※昨年23頭(16.3%)
 ・1,000万円~1,500万円:43頭(21.4%) ※昨年35頭(24.8%)
 ・700万円~1,000万円:49頭(24.5%) ※昨年:33頭(23.4%)
 ・500万円~700万円:49頭(24.3%) ※昨年:30頭(21.3%)
 ・500万円未満:31頭(15.4%) ※昨年11頭(7.8%)
 ・主取頭数:159頭 ※昨年105頭

上記分布と主取頭数を見ても、絞込みの重要性が認識できると思う。


 <参考>
  ・セレクションセール情報ページ
  ・日本の【馬市】開催日程2011&各セールの詳細情報

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