ZAMACのフォト日誌

見て聞いた 四季の詩  
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雪の功罪

2017-02-11 10:46:21 | 社会
● 今日も鳥取県をはじめとして、日本海側の各県は大雪に見舞われている。テレビでは東名高速道の数Kmも続く渋滞を、空から映し出していた。一方、妙高高原では外国人の"ユキ"に喜ぶ客で様変わりの賑わいだとか。この東北7県でも新潟、山形、秋田県の大雪は特に酷いようだ。


● 私が住む宮城県はどうかというと例年に比べて雪は少ないのではないか。全国的に大雪のニュースで明け暮れた昨日、2月10日のわが団地では、雪掻きをする家庭はわずかしかないように見受けた。


わが町内のバス停は通勤の人で込んでいた。



この程度の降雪は3度目だろうか。春の淡雪(あわゆき)を思わせる水分が多い重い雪だった。夕方には融けてしまって姿はない。
例年、腰の痛みが来るのと闘いながら除雪作業をすることが数度はある。が「今年は助かるなー。」「その分3月にたっぷり降るかもしれないょ!」などと町内の人と立ち話をしたところだ。


4月になると団地の中央にある沼を囲むように、約600mの桜の回廊ができる。今朝は雪の花だ。



● さて、1月30・31日と山形県米沢市に行ってきた。米沢の人が口にするのは「もう雪はたくさん(要らない) だ。」「雪を捨てる場所がない! 」「年寄り世帯が多くて除雪車が残した雪も、屋根の雪下ろしもままならい… 」と。これが現実だいうことはよ~くわかる。

そして曰く「雪が多くて喜んでいるのはスキー場と業者(除雪作業) だってば!!」と諦め顔なのだ。(ホテル近くの集落)




● ところで30日の夜は米沢近郊の山際にある温泉に泊まることになった。その時のことを書いておく。
このホテルのキャッチコピーによると「時の宿・お二人様専用」と謳い、「食」と「温泉」を楽しむことなのだ。館内には時計もテレビもない。私は携帯電話で時刻をなんど確認したことか。
ちなみに「食」とは米沢牛の懐石コース料理で、「湯」とは元禄時代開湯の単純泉温泉のこと。このことは昨年の秋、日本経済新聞(朝刊・プラスワンの5段抜き記事)に掲載されている。

● 前段が長くなってしまった。おもてなしを受けながら女将さんの話も伺ったところだが、なるほどこの季節は地元よりも遠方のお二人ずれが多い。
牛の懐石料理はカウンターに並んで、目の前のシェフの手さばきを見ながら頂くことになる。
その時、気が付いたのはみんな壮年のご夫婦のようだ。「男のお二人様」は私たちだけのようで、紳士風の隣のお客様から質問を受けた。「どういうご関係ですか? 」と。きっと不思議に見えたのだと思う。
この方は大垣ご出身で現在は東京在住とのこと。今日は山形鉄道「長井フラワー線」のイベントを楽しんできたとか。明日は小野川温泉の「かまくら村」見物だと言っていた。


朝6時過ぎのロビー。昨夜のご夫妻も湯上りのソファで見とれていた雪景色。



いずれも雪を楽しみの対象とした旅行だ。そしてこの温泉の「雪! きれいですね~」と。
こちらの男二人は生活上の雪の問題を、ご夫妻からは「おくのほそ道」終着の地大垣のことや各地の見聞話に花が咲き、楽しい食事だった。

このホテルで見た雪景色をUPしておく。



米沢駅発7時03分の一番列車、山形新幹線東京行き (ホテルのロビーから)





● 雪は宿命的と言っていいような生活スタイルや文化を創り出す反面、未来に続く問題を問い掛けられているようなものだ。雪国には「克雪(こくせつ)」という言葉がある。何としても雪に勝つ! 乗り切る! まさに克つことへの挑戦と言える。
雪は単に困ったものだとか、功罪論議だけでは済まないのだということは、だれでもわかる。観光資源として利用するのも克雪の一つだが、太陽光発電のように熱資源としてもっと活用する手はないか。

雪の米沢出身の私なのにいつの間にか「雪は綺麗だ」とカメラを持って出かけたくなる。どうにもお役にはたてそうもなくなってきていることに気付かされた。






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