サイフォンの向こう側

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X-MEN 3:ファイナル・ディシジョン

2006-09-10 | 映画とかテレビとかDVDとか。
えーと、今日は「X-MEN 3」です。
なんで日本語の副題を中途半端に変えたのか、なんとなく解せないマスターです。
いいじゃん、"The Last Stand"のままでもさあ・・・。「最後の戦い」を「決断」にしたところで、効果的とは思えなかったんですが。まあいいかー。売り方の問題とか、よくわからん大人の事情があるんでしょう。

登場人物たちが苦悩してる割に、どうしてもシナリオに甘いところがあってツッコみたくなったり、「いかにも」なコスチュームに苦笑したり・・・といろいろあるんですが、ついつい見てしまうシリーズ。それが「X-MEN」。ひねくれた見方ですみません。でも、このシリーズに関しては「ツッコミすらも愛。」なのです。
今回も存分に楽しめました。シリーズ中では一番面白かったかな。

X-MEN ファイナル・デシジョン (X-MEN: The Last Stand )

2006年 アメリカ

監督 ブレット・ラトナー
脚本 ザック・ペン 、サイモン・キンバーグ
音楽 ジョン・パウエル
出演 ヒュー・ジャックマン 、ハル・ベリー 、
パトリック・スチュワート 、イアン・マッケラン  ほか

公式HP:http://movies.foxjapan.com/x-menfinal/
★物語のラストシーンまで書いています。これからご覧になる方は、ここで引き返してください。★

「X-MEN ザ・ファイナル・ディシジョン」ですが・・・。どうして副題を英語にあわせなかったんだろ? 別に"The Last Stand"(最後の戦い)でいいじゃん? と思うのですが。正直、作中で「決断がどうの」っていうのは、ほんのちょっとしかフィーチャーされてなかったような。

ま、ええか。

時は近未来。変異遺伝子「X-ファクター」を持って生まれた人間は超能力をもち、力を持たない普通の人間から「ミュータント」として迫害されていた。自分たちを迫害する人間との共存を図り、人間を守ろうとするプロフェッサーのもとで活躍するミュータントたちを「X-MEN」と呼ぶ。

前作でジーンが自分の身を犠牲にして仲間たちを救ったことは、ローガンをはじめとするX-MENのメンバーたちに大きな衝撃を与えた。特にジーンの恋人・スコットは、耐えられないほどの心の傷を抱えていた。
ある日、ジーンからのテレパシーを感じたスコットは、彼女が死んだはずの湖へ向かい、そこで彼女に再会する。

その時、スコットの身に異変を感じたプロフェッサーは、ローガンとストームを湖に向かわせるが、そこにスコットの姿はなく、湖岸に横たわるジーンを発見。学園につれて返る。
ジーンの力を封じ込めようとするプロフェッサーから、彼女の秘密を聞かされたローガンは、それに反発する。
しかし、ローガンの呼びかけで目覚めたジーンは、すさまじい破壊衝動を持ち合わせた別人格・フェニックスに変わってしまった。自分を操ろうとするプロフェッサーに憎悪をたぎらせるジーンは、学園を飛び出した。

そんな折、ある製薬会社が、ミュータントを普通の人間に戻すという特効薬(キュア)を開発する。ミュータント界に激震が走り、世論も二分される。
マグニートーは、「人間はミュータントを殲滅するつもりだ」として反乱分子を集め、強大な力を持つジーンをとりこむのだが・・・。

なんとなく重いテーマを裏側に持ってくるのがMARVEL流だと思うのですが、今回もそれはいつもどおり。ちょっと陰のあるヒーローたちが暴れてます。
アメコミちっくな画面も、相変わらず時代錯誤っぽくていい。

このシリーズ、1も2も見てるので、つい3も見てしまいましたが・・・前作から3年たってますか? なんとなくみんなの顔が変わってしまったので変な感じ(^^;
ローグ役のアンナ・パキンなんか、ますます丸くなっちゃって(涙)ファムケ・ヤンセンもちょっと感じが変わってましたね。ふけたっていうか、やせたっていうか。

それにしてもミスティーク! せっかく普通の人になったと思ったら・・・あれ、あんな顔だったっけ(^^;
前作のパンフにちょこっと顔が出てたんですけど、記憶の中で美化しすぎてしまったかも(笑) 思ったよりもむちむちしてた。それまで青かったから、スリムに見えたんかな。

さて。ストーリーのほうは単純明快。ただ、それに付随するそれぞれの葛藤とかメッセージ性は、「あーなるほど~」って感じです。わかりやすすぎて物足らない感じはあるかも(笑) ツッコまずにいられない箇所も満載だし。
特に「なんでジーン生き返ってんだよ!」みたいな。そんで、ちょっと「二重人格ネタ」には無理があったなあ・・・。なんとなくがっかり。

とりあえずストーリーよりも、私の場合、役者さんとかキャラ目当てで見にいってるようなものなのですが・・・。それにしても、プロフェッサーがあんなことになっちゃって、ちょっと本気で泣きそうになりました。すっげーショック・・・。

そしてマグニートー役のイアン・マッケランがかっこええ~。LOTRのガンダルフもいいけど、私はこっちのほうが好きです。カリスマ性あふれるワルのリーダーなんだけど、ツッコミどこ満載で。特に「あのドングリみたいなヘルメットはなんとかならなかったの?」といつも思う。
今回は特にダメダメなところが多くて、つい笑ってしまった。でも渋いおじさま。舞台ばえするいい声だ。はまってましたね。

それにしても・・・ラストのローガンの選択はシナリオ的によかったんですけどね。
ただ、あそこまで近づけたんなら、「ジーンに特効薬を打つ」という選択はできなかったのか、という感想もなきにしもあらず。
いろいろ吹っ飛ばされてたから、そんな余裕はなかったのかもしれませんが。最初から生きて返す気ゼロかよ、みたいな。

あと、最後のオマケはどうなのよ。
私は、きれいに終わっとけばよかったと思うのですが・・・。
つうか、やっぱり続きあるのか・・・? あるんだろうなあ。あの感じだと。
マグニートーも能力が少し残ってるような感じで終わってるし。
ちなみにおまけシーンの「ヒント」は、物語の前半でプロフェッサーが自ら語っています。見逃すとわけわからんちんになるので注意。

ああ~、面白かった! 切ない感じは相変わらず。ド迫力のVFXは、やっぱりスクリーンで見ないとね。スッキリします。

そういえば劇場を出た後、後ろを歩くお嬢さんたちの言葉にびっくり。
「スコット(サイクロプス)、今回全然出てなかったね~。ショック~。何あれ~」

・・・影の薄いキャラにも、ファンはいたんだね・・・。(涙)
ちなみに、私はハル・ベリー演じる「ストーム」のファンです。

おっと、エンディングロールのあとに、問題のオマケ映像があるので、席を立たれることのないように・・・。損しますよ。
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2 Comments

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サイクロプス・・・ (おーじろー)
2006-09-12 00:43:17
サイクロプス、結構好きです!

実は最初は、この人が主人公かと思っていたくらいです。

このお嬢さん達、なかなかセンスがあるみたいですね(笑)



まだ観ていないので、楽しみです!

続き・・・

あるみたいですね。
>おーじろーさん (るー)
2006-09-12 09:37:29
X-MEN3、行きたい映画リストに入ってましたもんね。

3作中では、一番面白かったです。楽しんできてください!



サイクロプス、原作ではリーダー(!)で、主役に近いらしいのに。映画じゃあんなに影が薄いってのが不思議です(笑)



続き・・・。

やっぱりあるんだ・・・。(笑)