語り得ぬ世界

現実逃避の発展場 Second Impact
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日本の宝、日本人の心(中篇)

2017-10-08 07:01:27 | 京都
京博のゲートオープンは9時15分でして、人数制限をかけながら順次入場していきましたので、さほど待つこともなくゲートインできました。ただ、珍は入場券を持っていなかったのでまずは券売機へ。経験ある方もおられると思いますが、京博の券売機ってややこしいんですよね。どのタイミングで枚数とかのボタンを押すのか分かりづらくて、一度お札が戻ってきてしまいました。



ネットでオンラインチケットを購入すれば(スマホで提示するかPC等で印刷して持参)現地当日券より200円安く1,300円なのですが、このチケット(半券)が欲しかったので、あえて現地券売機で購入しました。2回目以降があればネットで買って行きます。ちなみに4期に使える前売り4回チケットが4,000円で売られていましたが、販売期間は限定されていました。



入ると金ピカでドン!



これは帰りがけに撮りましたが、行列ができているのがお分かりいただけますでしょうか。珍が新館に辿り着いたときもこんな漢字でした。9時30分ちょうどに開館でした。入っていくと、やはり入口で団子になっていましたが、展示ケース前に順番で並ばなければ、後半はわりかしサクサク観ることができました。展示は書跡、考古、仏画、金工、陶磁などカテゴリ別に区分されています。当たり前ですが、珍的にも教科書で見たことのあるもの、実際に所蔵現地で観たことのあるもの、美術展で観たことのあるものなどのオンパレードです。



1期の目玉は雪舟画の国宝全品が一堂に会することなのでしょう。さすが雪舟の国宝の構図は大胆にして緻密、線は太いのに繊細、まさに圧巻、もの凄い作品ばかりでした。あと火焔型土器は本物を初めて観たかなと思います。



欲を言えば、もっと国宝あるやろ…とツッコミたくはなりますけどね。金印などまだまだ目玉があって4期でけっこう分散されるのですが、大物としては阿修羅像は?遮光器土偶は?空海真筆は?玉虫厨子とかもあるやろーってね。まあ贅沢を言い出すとキリがないのですが、それでもさすがのラインナップです。ただ、どこまでいってもハンバーグもエビフライもコロッケも載った“Aランチ”でして、深く何かを突き詰めるのではなく、国宝Aランチ状態の博覧会ですね。ある意味めちゃ贅沢なんですが…ただ、そうなると入場客の有象無象率が上がるわけですね。
(つづく)
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