岩田亨の短歌工房 -短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎-

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安倍政権は紛れもないファシスト 退陣を求めましょう

2017年03月18日 | 歴史論
 安倍政権が発足してからかなりの時間が経過した。第一次安倍内閣を含めればかなりの長期政権だ。長期だが支持率はかなりの高水準。しかし安倍内閣は今までの自民党政権とは全く異なる。「日本会議」という極右集団に乗っ取られた形だ。


 従来の自民党政権は「専守防衛」を唱えていた。タカ派の小泉内閣ですらそうだった。自民党に「清和会」と言う派閥がある。元A級戦犯の岸信介の流れに連なる。その「清和会」の福田康夫内閣でさえ、海外に自衛隊を派遣せよというアメリカの要求を断り政権が維持できなくなった。


 だが安倍内閣は違う。「集団的自衛権の行使」を容認し、改憲、護憲のそうほうの憲法学者からの批判を浴びている。今また、刑法学者の警告を押し切って「共謀罪」を国会に上程しようとしている。また森友学園の問題で明らかになったが教育勅語を礼賛するのを理想としている。


 共謀罪は「平成の治安維持法」と呼ばれる。小泉元総理がそういったのだ。与党が考えている「テロ等組織犯罪準備罪」は日本ペンクラブの声明にある通り紛れもない「共謀罪」だ。昭和の軍国主義の時代、治安維持法が言論統制、思想統制をし、教育勅語をが軍国主義思想を、国民に刷り込んだ。


 この時代に活況を呈したのが、軍需産業だ。その有様はトロツキー著『裏切られた革命』に具体的にかかれている。安倍政権もまた、武器輸出を解禁し、外遊の度に、海外に武器を売り込んでくる。


 戦前の日本は治安維持法で言論統制、思想統制をし、教育勅語によって軍国主義教育をした。軍需産業による経済成長も成し遂げた。これが軍国主義だった。イタリアのムッソリーニのファシスト党、ドイツのヒットラーのナチズムと並ぶファシズム国家だった。日独伊に反対する運動は「反ファシズム統一戦線」と呼ばれた。


 安倍政権は驚くほどこれに似ている。海外では安倍政権は「ファシスト政権」と呼ばれる。香港のドキュメンタリー映画の制作会社の関係者から「日本人がファシズムに如何にプロテストするのか注目している」と直接聞かされたこともあった。


 これこそ「戦後レジューム」からの脱却、すなわち戦後民主主義の否定、日本国憲法の民主的、平和的条項の否定に他ならない。軍需産業に巨額の国費を使うから民生費は削減される。この国に住む人々の生活は益々苦しくなるだろう。この政権、日本会議の意を受けた政権は一日も早く退陣すべきだと考える。


 こういうと、決まって「野党がだらしないから」と言う人がいる。今、立憲四党(民進党、共産党、社民党、自由党)が野党共闘を深めている。単なる選挙協力ではない、国政の重要課題に共通の政策を作り出している。市民連合などの市民団体が四党を強力に後押ししているからだ。市民が野党を育てているとも言える。野党をだらしなくするか、逞しくするかは市民の意志と行動次第だ。

 野党は政権担当能力を持つまでに逞しくなってきた。
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