岩田亨の短歌工房 -短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎-

短歌、日本語、斎藤茂吉、佐藤佐太郎について考える

霧が丘短歌会2016年10月

2016年10月29日 | 霧が丘短歌会
 霧が丘短歌会 2016年10月 於)団地集会所 10月24日


 霧が丘短歌会。徒歩圏内に住む人が多いが、熱心に泊りがけで来る人も多い。それだけに教える方も力がはいる。


 作品の批評をしながら作品の完成度をあげていく。主な論点。時制が正しいか、主体(作品の中心)が絞れているか、第三者の読者に伝わるか、情感を強調するためには事実にこだわってはいけない。口語が一首になじんでいるか、5W1HのうちHOWが表現されているか。


 歌集を読み、アンソロジーを読み込んでいくと表現力が向上する。画家の志望の人が美術館を足繫く通ったり、美術全集を見たり、模写したり。作家志望の人が小説に読み耽ったり。同じことが短歌にも言える。先人の作品を読まずしてなんの収穫があろうか。


 岡井隆編『昭和の秀歌』、篠弘著『現代の短歌』の2冊のアンソロジーを紹介して好きな作家の全歌集を読むのをすすめた。とくに佐藤佐太郎、宮柊二、窪田章一郎は欠かせないがろうという話をした。このところ全歌集は文庫本で入手できるので歌壇もその必要性を感じているのだろう。


 「短歌が出来ない」という声があったので実例を示した。これは滅多に明らかにしない秘中の秘だが、『星座』の巻頭詠「予感」と競泳「夏の落葉」の全作品について作品の構成背景を話した。これは今後の参考としてほしい。難しく考える必要はないが、軽く考えても困る。


 短歌を文学と考えるか、文芸と考えるか、どちらにせよ、修練の必要はある。どんなベテランンも修練の連続だ。



 引き続き会員を募集する。短歌講座は月一回。受講料一回1500円。連絡問い合わせ。045-922-5542(岩田自宅)。


 11月は11月21日10:00から。
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