UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

穏やかなる十二月でありますが・・・

2016-12-06 01:13:44 | 日記

十二月に入ったというのに暖かで穏やかな日がつづきます。

某日、若干の相談事があって、ひさしぶりに湖に面した謀議会場に高齢者4人が集まりました。ひとりはベテラン後期高齢者、一人は新人後期高齢者、もう一人は来年の一月で新人後期高齢者、のこりのひとりは前期高齢者になったばかりの人物。

明鏡のような湖を眺めながらの相談事、その内容は簡単なものでありスムーズに完了、そのあと雑談とあいなりました

「いやあ、今日(123日)の朝刊、一面、酷い記事がならんでいましたねえ」とGGIはもうしました。

「どういうこと?」

「あのですねぇ、一面のトップ記事は《カジノ法案、衆院委裁決へ /自民、今国会成立を》という記事、その左隣に《もんじゅ後継、実証炉工程表、年明け着手》という記事ですよ、どちらもとてもまともな政策とは言えない、正気の沙汰とは思えないシロモノですよ」

「御意、カジノ法案なんて、まるで政策そのものがギャンブルですねえ、ギャンブルで経済成長なんて、完全に狂っていますなあ・・・」

「カジノで最もヤバイのはギャンブル中毒なんかではありませぬ。そうではなく、そのスジがカジノ大歓迎だからヤバイのです」

「そのスジって?」

「そのスジはそのスジ、つまりマルボー、暴力団、すなわちヤクザですよ」

「どうしてそういうことになるんですか?」

「あのですねえ、カジノなんていうのはインチキし放題なのです、そのスジが脅しをかけてインチキをやらせて大儲けすることができるのですよ」

「カジノでインチキできるのですか?」

「できます、女優の岸景子がかつて言っております。つまり、堤清二の妹の邦子が、西武百貨店のパリ駐在部長であったころ、ノルマンディーにあるカジノを買収してカジノの事業に手をつけたことがあるのですが、そのオープニングに招かれた岸景子がそのときの様子を語っています。《オープニングのとき、邦子さんは「じゃあ、楽しんでいってね」と言って、ルーレットのディーラーに私のことを目配せしてからその場を去っていきました。それで、ああ、そういう世界なんだと私は思いました》と言っているのです。もちろん岸恵子さんルーレットで勝ったはずでありませう」

「じゃあ、ヤマグチさんをはじめ、そのスジの方々は大喜びというわけですね、堂々とそのスジのみなさんは利益供与を受けることになるのですね、マルボーのみなさん、いらっしゃ~いというわけですか・・・・」

「そのとおり、しかしもっとインチキなのは高速炉開発問題ですよ。これは正真正銘の国家的大インチキです」

「ほんとですね、高速増殖炉開発の二番目の段階とされる原型炉である「もんじゅ」を断念したというのに、その次の段階である実証炉の開発を計画するとは・・・無茶苦茶ですねえ、あの当てにならぬ、絵に描いたモチの域をでないおフランスの計画に便乗するのだとか言っているそうですが・・・計画が実現するメドなんかまったくないのに、どういうつもりですかね」

「そこですよ、問題なのは。誰かこんなアホ丸出しのインチキ計画を考え出したのか・・・朝日新聞によれば、関係者はイケシャアシャアと次のように言っているのです。《核燃料サイクルをやめれば『パンドラの箱』が開いてしまう。高速炉開発を続ける意思を示す計画は、箱を封印する『お札』のようなものだ》。どうです。正直と言えば正直ですが、トランプ氏の出鱈目どころではありません」

「核燃料サイクルというのは、原発から出る使用済燃料を再処理して、取りだしたプルトニウムを高速炉で燃やすというシステムですね」

「そうです、だから高速炉の開発計画を止めれば、いま六ヶ所村に建設中の再処理工場は不要になる、そうすると使用済燃料はただのゴミということになります、つまり六ヶ所村の施設で保管する理由がなくなる、そうすると使用済燃料は行き場を失う、そうすると使用済燃料を再処理したあとの高レベル核廃棄物を地下に最終処分するという計画は一から見直さなけばならなくなる・・・つまりパンドラの箱が開いてしまうわけです。だから箱を開けないためのお札として、この計画を考えだしたのです。」

「なるほど。しかし、いずれにしても高速炉計画が実現する可能性はゼロに近いですから、いずれはパンドラの箱を開けざるを得なくなる・・・・まあ、先行き不透明、視界きわめて不良だけれども行けるところまで行け・・・あの日中・太平洋戦争と同じ大無責任体制・・・」

「そのとおり。でもこんなウソ八百のかたまり、実現可能性なんかまったく考えていない計画を、いったい誰が思いついたのでせうね」とGGIが尋ねましたら、即座にGGIの隣に座っていた叙勲経験のある元高級官僚氏が申しました。

「もちろん官僚です。この場合は経産省の幹部。このくらいのことを平気で考えつき、打ち上げることができないようでは官僚は務まりません!」

この正直なる言、まことにワッハッハ、笑うしかありませぬ・・・

今日の写真は穏やかなるわが淡海を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。

グッドナイト・グッドラック!

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« またしても待ち人来たらず・... | トップ | やっぱり冬なのでサザンカが... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事