UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

入管物語:外国人が日本に定住しようとすると・・・

2017-05-12 01:46:41 | 日記

一昨日、GGIは入国管理局へと足を運びました。知りあいのアジア系外国人の女性の在留カードの期限が近づいていたので、在留期間を更新するためです。

向かったのは京都は丸太町通りにある法務省地方合同庁舎、その4階にある大阪入国管理局京都出張所です。

在留カードは以前は外国人登録証と称されていました。最近制度が少し変わり、この名称になっています。

この女性、最近日本人の夫を亡くしていますが学齢期の子供二人がいます。日本語での日常会話にはそれほど不自由はないのですが、日本語の読み書きはほとんどできず、このようなお役所相手のことになりますとひとりでこなすのは無理、たまたまGGIはこの亡くなった夫の友人でありましたので、在留カード更新の手続きを手伝うというめぐり合わせになったしだいです。

手続きが結構ややこしそうでありましたので、あらかじめ二度ほど入管の京都出張所にどのような書類などが必用なのか尋ねておきました。電話での職員の応対は案外ていねいでありました

「あのカクカクシカジカで在留カードの更新に行きたいのですが、どのような書類を準備しておく必要があるのでせうか」

「ああカクカクシカジカなのですか、わかりました、在留カードの期限は6月半ばですか、この方、これまでの在留資格は《外国人配偶者》ということでしたが、そういうことでしたら今後の在留資格は《定住者》ということになるので、この新たな資格の申請をしなければならないことになります」

いわゆる定住ビザは、たとえば難民認定を申請中の人など、日本で法的に不安定な立場で暮らしている外国たちにとっては、得たいと願っていても、必ずしも容易には得ることができない資格です。

「わかりました。それでその場合にはどんな書類が必用なのでせうか・・・」

「これから申し上げます、カクカクシカジカの本人に関する書類、あっ、それに定住者ということになると日本人の身元保証人が必要です。それとですねえ、もう日本人の夫が亡くなっているとのことですから、法律的には正確には外国人配偶者としての在留カードはもう失効していることになりますから、できるだけ早く在留カードの更新に来てください」

かようなしだいですが、何の参考にもならないかもしれませんが日本での定住を申請するのに必要な書類を列挙しておきませう

本人の在留カードとパスポート、家族全員の住民票、就労証明書、地方税納税証明書、戸籍謄本、本人の顔写真(縦4センチ×横3センチ)、子どもの在学証書、身元保証書(身元保証人の宣誓書)

これらの必要書類一式を用意して午後2時ごろ、入管京都出張所に本人といっしょに出かけました。

今日の写真は大阪入管京都出張所のオフィスの入り口を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

二、三十人の人たちが入館の手続きを行ったり順番を待っていました、窓口は五つか六つあるのですが、まずは一番手前の窓口に向かい、女性職員さんに用向きを伝えます。すると必要な申請書類数枚を手渡され、それに必要事項を記入、書き終えたら元の窓口に提出、書類の内容について係官によるチェックを受けるためにしばらく待つという手順でした。

この日、入管事務所に来ていたのはほとんどが非白人の外国人、なかでもアジア系外国人、そして彼らに付き添ってきたGGIのような日本人でありました

手渡された申請書類、細かい欄にいっぱいいろんなことを日本語で記入しなければなりませぬ。こんな細かなことをたくさん日本語でかけるような外国人なんてほとんどいないよなあ、いったいどうなっているんだ、というのがヘタクソな字で記入することに疲れてしまったGGIの感想でありました

ところどころ分からない箇所を職員さんに聞きながら、ようやく3ページある申請用紙を書きあげ受付の窓口に持ってきましたら、女性職員はじっと書類に目をとおしていて、ややあってのたまひました

「あっ、いま書いていただいたのは通常の在留カード更新のためのものでした、このかたの場合は配偶者が亡くなっているため、在留資格を《外国人配偶者》から《定住者》に変更するための申請書に記入しなければなりません。はい、これが在留資格変更用の用紙です、この用紙に記入し直してください」

まったくアッチャーであります、それならそれで、こっちはちゃんと説明しているのだから最初にちゃんと言ってくれよなあ、ったく・・・・

まあ、それでもGGIらの場合はスムーズにいったほうでありませう。書き直した申請書と準備した必要書類一式を提出し、書類チェックのためにしばらく待つだけですみました

なかには手続きが難航している人もいます、たとえば二人でやったきた中年の女性たちです

「えっ何ですか、子ども、いるんですか?」

「はい・・・」

「どこで生まれたんですか?」

「京都ですけど・・・」

「それなら出生届けの日付はいつですか、その証明がいるのですが」

「出生届け・・・それはどういうことですか・・・」

「子どもが生まれたら役所に届けるでしょう、その日付のことですよ」

二人のおばさん、受付のカウンターと書類に記入するためのテーブルとの間をウロウロと行ったり来たり…見ていて気の毒になってしまいました。

留学生が結構多かったようですが、かれらの場合、まともな日本の大学に通っているのであれば手続きは簡単なようでありました。

必要な書類を窓口に出してから待つこと小一時間、○○番の札をお持ちの方○番の窓口においてください」と声がかかりました

やれやれ、これで無事終了と思いソファーから腰をあげ本人といっしょにいそいそと呼ばれた窓口に行きましたら、係の男性曰く

「だいたいはこれで結構なのですが・・・あのお、このかたの収入これだけですか、他に何か・・・」

ああ、これはちょっとトヤバイなあ、本人はちゃんと働いてはいるのですが、多くのアジア系外国人と同様、御多聞にもれず低賃金なのです。定住者の資格を得るには生活基盤がしっかりしていることが一つの重要な条件、これは困ったなあと思っておりましたら

「このかたの御主人亡くなっているのなら遺族年金かなにかがあるのじゃないですか」と助け舟を出してくれました。まことにラッキーな一言でありました。

と申しますのは、数週間前に在留カード更新にさいして必要とされる書類の何倍もある書類を京都の年金事務所に遺族年金申請のために提出して正式に受理されており、受理したこことが証明されており年金の予定金額が記されている書類をGGIは偶然御愛用のくたびれ果てたボストンバッグに入れていたからです。

「あっ、あります、あります。これ、これです、遺族年金申請が受理されたことを証明する書類をここに持っていますが、支給される予定の金額も記されtれいます、これでよろしいですか?」

男性の係官、GGIが取りだした書類にざっと目を通して、「これでいいでせう、ではこのコピーを取らせていただきます」といったあと付け加えました

「それから在留資格変更の申請書に、子育てのために長期滞在しなければならず、そのため、今度の在留カードにおける在留希望期間は最高の5年となっていますね。この事情は分かるのですが、必ずしも5年の許可が下りるとは限りませんので承知しておいてください。後日、通知のハガキを出しますので、それが届きましたら、パスポートとこれまでの在留カード、それに収入印紙、定住者への変更の場合は4000円の収入印紙をもって、とりにきてください」

かようなしだいで、最後に日本人の身元保証人であるGGIの宣誓書にハンコをおして、本人が書類に自筆でサインして無事作業完了とあいなりました。

本人のサインを見てみましたら、何やら暗号か図形のような感じがする不思議なサインでした。カンボジアの文字でのサインです。係員にこれでもいいのですかと尋ねましたら、いろいろな国の人の自国語のサインを見慣れているのでありませう、いいですよと何も気にしたようすはありませんでした・・・

やれやれ、よかった、でも疲れたなあとビルを出て京都特有のむっとする夏の暑さを思わせるような丸太町通りを歩いておりましたら、GGI、そうや、今日はわがご生誕の日であったんや、今日からは後期高齢者2年生になるのだと気づいてしまいました。そして、とつぜん、はたと困惑・・・・

 待てよ・・・オレが保証人になった新しい在留カードの期限、5年間という期間が認められた場合、GGIは81歳まで生きていなければならないわけになるやないか、そんなに生きていられる保証なんかどこにもあらへんぞ、どないするのや、だいたい安易に保証人なんかになるもんじゃないぞ、それなのにこんな年になって誰か他人の保証人なるなんてアホとちゃうか

でも当面身近にいて身元保証人になるのはオレしかいないのやから、しゃあないやないか、確かにアホな話かもしれんけど、まあ、人生そんなもんや、そうや、「オレが死んだ場合はあとはあんたが保証人になれ」と、東京にいる本人の親戚にあたる日本人に電話しとかんとあかんなあ・・・

少々疲れ果て、「GGIさん、歩くの遅いですね」と笑う、この在留カードの更新を必要としていたカンボジア人と三条で別れて家路につきました。

夜、やれやれ今日は何となく疲れたなあとぼんやりしておりましたら知人から電話がありました。この知人の奥さんも外国人、ただしヨーロッパ系外国人です

「あのねえ、カクカクシカジカで今日、京都の入管事務所にいってきた、カクカクシカジカですっかり疲れてしまった」

「それはおつかれさま、しかし今はまだいいほうですよ、昔は入管の役人、つっけんどんで意地悪、往生したものです。でもねえ、ひごろブラブラの専門家であるGGIにしては上出来、たまにはまともな人助けをするものですよ」

御説ごもっともでありました。

グッドナイト・グッドラック!

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