UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

良くないことが続く日・・・

2017-07-14 01:35:37 | 日記

GGIは昨日、午後に同志社大学の寒梅館で上映される元CIA職員スノーデン氏の映画を知人といっしょみ観に行くつもりをしておりました。午後1時半ごろに庵を出れば間に合うなあと思いながら何やら雑用をしておりましたら、お昼前のBS1のニュースが、死刑がどうのこうのと言っているに気づきました。でも、あっという間に終わってしまいましたので、いそいで正午のNHKニュースにチャンネルを変えました

九州の水害などのニュースの次に「今日午前、二人に死刑執行」と言うニュースが流れました。死刑は今や世界の国々の約3分の2、およそ140の国がすでに廃止している時代遅れの野蛮な制度でありますので(また最近は、実際に死刑を執行している国はわずか二十数か国にとどまっています)、GGIは死刑に反対しています。このため日ごろ、死刑の執行には注意はしているのですが油断していました。

6月に入ってから、今年はまだ死刑執行は1回もないものの、最近は年に2回は死刑を執行している法務省、6月の末の金曜日あたりが危ないなあと思っていたのですが、6月にはありませんでした。このため次は7月の末の金曜日あたりが危険地帯と思っていたのですが、7月半ばの木曜日に執行とは、完全に予想がはずれました。

法務大臣が執行を許可してから5日以内に執行するよう定められていますので、通常は月曜日に大臣が許可、金曜日に執行というケースがほとんどですので、木曜の執行というのは異例です。

このたびは二人に対して死刑が執行されました。一人は女性4人を殺害した61歳の男性であり、再審請求中でありました。もう一人は元同僚一人を殺害して、裁判員裁判で死刑判決を受け、一度は控訴したものの、その後取り下げたために死刑が確定していた34歳の男性です。

61歳の死刑囚の場合は、再審請求中の死刑執行であり、その意味で異例です。法律の定めがあるわけではないのですが再審請求中は執行しないという慣例が定着していました。このため再審中の死刑執行は1999年以来18年ぶりのことであるとされています。受刑者は誰でも、死刑囚であっても、再審請求を行う権利を持っているのですから、再審請求中の執行は法的にも問題があると考えるべきでありませう

34歳の死刑囚の場合は、三審制であるにもかかわらず一審の裁判員裁判による死刑判決が、控訴取り下げにより確定してしまい、そのために執行されたというものです。これも異例と言えるでせう。日本では死刑に関する裁判の場合であっても三審まで行うことは義務づけられていません。このために、このようなことが起きるのですが、日本と同じく先進国の中で未だに死刑制度がある米国の場合(米国では3分の1の州で死刑はすでに廃止されています)、死刑に関してはいわゆる「スーパー・デュー・プロセス」と称される厳しい法的手続きが設けらており、誤審を防ぐために慎重を期して、本人が希望していなくても三審まで裁判を行うことが義務づけられています。このため、このようなことが起きる余地はほとんどありません。

(米国の制度、スーパー・デュー・プロセスについてはすでにこの日記でに書いておりますので関心のある方は以下のサイトをご覧くださいませ

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20150626

また、これまでに一審の裁判員裁判で死刑判決が下されたものの、職業裁判官のみによる第二審の控訴審で裁判員裁判の死刑判決が取り消され無期懲役とされた例がGGIの記憶では6件あります(東京高裁で3件、これらは最高裁でも支持されています。大阪高裁で3件)。高裁における死刑判決棄却の理由は、(死刑判決が下された他の過去の事例とくらべた場合の)死刑適用の平等性に関して一審判決に誤りがあったというものです。ですから、この執行されてしまった34歳の死刑囚の場合、控訴審が行われていたらどうなっていたか分からない、といってもよいでありませう。

GGIは死刑が求刑されている裁判に普通の市民をかかわらせることは問題があるのではないかと思っています。裁判員裁判で死刑判決を下した経験があるというある市民が、新聞記者にたいして「死刑執行のニュースに接するたびに、自分が判決に関与した人物ではないのかとドキッとする。そうなれば、要するにぼくたちが殺したみたいなものですよねえ・・・」と語っていたことをGGIはつい思い出します。

かようなしだいで、このたびの二人に執行にはいろいろ問題はあるのですが、とにかく死刑が執行されてしまったのですから、GGIを黙って座しているわけにはいきませぬ。そこでスノーデン氏の映画をいっしょに観に行くことにしていた知人に急いでドタキャンの電話、そのあと抗議声明文なるもの急いて作って、夕方までにアベ君と頼りなき法務大臣クンにFAXで送り、マスコミにも知らせることにいたしました。

まずはネットで新聞記事などの情報収集、死刑に反対している市民団体やNGOの動きについても情報収集、概要が明らかになったところで、「GGIよ、あんたのダラダラした長い文章なんて誰も読まへんよ!わかってるか!書くなら短く紙切れ一枚に収まるように簡潔に!」とひごろ口うるさく説教してくれる某知人の言葉を念頭に、A4の用紙一枚に収まるように抗議文を作成、何度か推敲、ついでにマスコミ向け案内文を作成、よし、できあがりと首相官邸?と法務省にFAX、ついで全国紙、地方紙、通信社、放送局のなど十数社ほどの支局ににコピーをFAXで送り終えましたら、もう夕方になっておりました。

これだけマスコミにPRしても最近はさっぱり反応がないんだよなあ、まあ、仕方がないよなあと思いながらひと休みしておりましたら携帯が鳴りました。名古屋を本拠地とする、湖都ではあんまり売れていない地方紙の記者からでありました。まあ、拾う神がいらしたわけであります、ありがたきことです。

「そやなあ・・・こんな抗議声明文だしても、正直言ってゴマメの歯ぎしりにもならんやろなあ・・・でもなあ、これでみんながなんにもせんと放っておいたら、死刑OKよ、という話になってしまうやないか・・・それに日弁連も2020年までに死刑廃止を決議していることやしなあ・・・」

こんな気のない返事で、記者さんはどうまとめるのでありませうか

電話のあとわがスーパーへ出かけ、ああ疲れたとまずは自動販売機のコーヒー、次いで買い物、のろのろと夕飯を済ませて、やれやれ、たいした予定やないけど今日は予定が狂ってしもうた、それにしても暑いなあと思っていましたら、抗議文のコピーを送っておいた知人から電話、「GGIよ、君、だんだ文章上手になってきたなあ、でもなあ漢字が多い、最近の若い奴、漢字が多いと、記者でもろくに読まんけでぇ・・・」

・・・ったく余計なお世話であります、

もう、このクソ暑さ、何もする気になれんなあと思って午後10時半ごろ、ぼんやりテレビの画面を、テレビ朝日のニュースを見るともなく見ておりましたら、またしてもヘンなことをいっておりました、短いニュースですぐに画面が変わりました

「中国のノーベル平和賞受賞者の劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏が今日・・・」GGIにはピンときました、とうとう亡くなったんだ、きっとそうだ・・・

すぐにネットで調べましたらそのとおりでありました。以下は毎日新聞のデジタル版のニュースです。

【北京・浦松丈二】中国の民主活動家でノーベル平和賞受賞者の劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏が13日、遼寧省瀋陽の病院で死去した。61歳だった。劉氏は、中国共産党の独裁を批判し、自由や民主の尊重を求める2008年12月発表の宣言文「08憲章」の起案を主導した。劉氏は国外での治療を希望していただけに、許可しなかった中国政府は国際社会の批判に直面しそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00000110-mai-cn

みなさんもご存知と思いますが、彼は2010年にノーベル平和賞を受賞したものの授与式に出席することを許されず、刑務所に拘禁されていました。最近になって重病に陥っているとして仮釈放され、外部の病院で治療を受けていたのですが、病状は悪化する一方、彼の身を案じたドイツや米国の医師が訪れ、海外での治療のために彼に出国を許すよう中国当局に求めていたのですが、当局は拒否、そうした状況のなかで危篤状態、昨日ついに死去するに至ってしまったのです。

GGIもひと月ほどまえ彼のために手紙を書いて送ったり、インターネット署名をしたことがあります。このような言い方はよくないのでせうけれども、中国当局は彼が死ぬのを待っていたような気がいたします。また米国やEU諸国、とりわけドイツなどが早い段階から劉暁波氏の問題に深い関心を示していたのに、隣国日本の政府は終始この問題にまったく無関心でありました、なんというリッパな国でありませうか・・・

なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

今日の写真は死刑執行の新聞記事と劉暁波死去のニュースを撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

グッドナイト・グッドラック!

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