UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

子どもの日はマグリットふうの青空でした・・・

2017-05-06 01:09:49 | 日記

昨日は5月5日、子どもの日でありました、あるいは子どもをダシに大人が楽しむ日でありましたが、快晴、初夏を思わせる快適な一日でした

午後、知人がやってきましたので、わが迎賓館であるところの湖畔のドイツ料理屋さんでランチなるものを行うことにいたしました

ところが、さすが子供の日と申しますか、子供連れなどの比較的若い大人たちがわんさか殺到、一年で一番繁忙ともいうべき日であり、迎賓館の主であるGGIも「小一時間ぐらいお待ちいただけますか」ということにあいなりました

「このような大人向きの店に騒がしいだけのガキンチョなんかつれて来るなよなあ」などと思わないでもなかったのですが、まあ、子どもの日は年に一度、と寛大なる気持ちなって湖岸をしばらく知人と散策して待つことにいたしました

近くのコンビニで買ったコーヒーを片手に湖岸の公園のベンチに座り、わが愛しの淡海をのんびりと眺めました。湖にはまだカモ君たちの群れが浮遊しておりました。空は晴れ渡り、白い雲があっちこっちにぽっかりと楽しげに浮かんでいました。

白い雲が浮かぶ青空を眺めていましたら、この青空、好んで青空に白い雲が浮かんでいる絵を描いていたベルギーの画家、マグリットの絵にそっくりだなあと気がつきました

今日の写真はマグリットの絵とそっくりの青空を背景としたわが迎賓館付近の湖岸の光景を撮ったものです。どうかクリックしてご覧になってください。マグリットの青空がどのようなものであるのか、お知りになりたいかたは、たとえば以下のサイトなどをご覧くださいませ

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1175/magritte.html

このマグリットふうの青空をしばらく眺めていましたら、今週の日曜日の朝日新聞(4月30日)、その書評欄に「ルネ・マグリット 国家を背負わされた画家」と題された利根川由奈さんという若い日本人の研究家が著した本が紹介されていたのを思いだしました(水声社:4320円)、。書評を書いていたのは横尾忠則氏です。

この本の題名、正確には「国家を背負わされたけれども背負わなかった画家」とでもいうべきものです。

以下は、いつもながら手抜きでお恥ずかしい限りですが、横尾氏の書評からの引用です

「パイプの絵を描いて《これはパイプでない》というマグリットはベルギー人だが、作風からはベルギーの民族性は全く感じられない・・・・《国家を背負わされた画家》とはベルギー教育省の文化政策の一環としてマグリットが海外のビエンナーレに作品を出品したり、王立施設の天井画や壁画、王立航空会社のポスターなどの制作にかかわったことを指す。だけどマグリットは、過去の作品の焼き直しを反復することで、オリジナルに上手く(うまく)肩すかしを食らわせた・・・ベルギーを象徴するものが何もないマグリットを、王立美術館長は「国家の象徴」と名指したが、マグリットの嫌悪するものは民族的なもの、広告、装飾芸術と、国家と意見を異にする。実に皮肉なもの。絵画と広告を並行して制作したが、全て生活の一部で国家とは無縁。彼には国家意識はない。・・・《この画家は国家を背負わない》」 
横尾氏の書評の全文は以下のサイトをご覧ください。http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2017043000010.html

「国家を背負わされた画家」と言えば、先の大戦中、日本にもそのような画家がいました。たとえばあの藤田嗣治です。彼は二次大戦中、やむを得ずフランスから帰国、戦意高揚のための絵を描くよう求められ、「アッツ島玉砕」の鬼気迫る名作、結果的に彼の代表作の一つとなった作品を残しましのですが、戦後すぐに日本を捨てるようにしてフランスへ戻り、後ににフランス国籍をとっています。

「アッツ島玉砕」の絵はGGIの先代のブログにも載せておりますので、よろしければ以下のサイトをご覧になったくださいませ
http://blog.goo.ne.jp/yossarian/d/20060811

いつであったか、ずいぶん以前に、首都圏で暮らす出版事情などに詳しい人物が次のようなことを話しておりました

「某大手出版社が新たに世界美術全集を発売したところ、断トツで売れたのはマグリットの画集、後の画家のものはたいして売れなかった・・・」

マグリットは日本人に人気があるのですね。どうしてなのでしょう?GGIも大好きです、英語版の画集も持っておりますし、これまでもこの日記でも何度かマグリットのことを書いています。

グッドナイト・グッドラック!

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