UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

みなさん、まずは日本国憲法をしっかり勉強するよう希望します・・・

2016-12-24 01:32:43 | 日記

後期高齢者前期ともなりますと祝日に関係なき惰性の日々でありますが、昨日は天皇誕生日、すなわち旗日でありました。

もう祝日だからと日章旗を掲げている家々を目にすることはほとんどありませんので「旗日」というのも死語に等しくなったなあ、などと愚にもつかぬことを考えておりましたら、朝日新聞の朝刊に天皇の退位問題を扱ったコラムが掲載されているのに気づきました。「天皇退位への提言」という連載記事です。

この記事で、九州大学の名誉教授で憲法学者の横田耕一氏が天皇退位問題の核心を突く発言をしておられました。憲法学者らしく、現憲法に照らして順序立てて退位問題をどう考えるべきなのかを鋭く論じていました。

(この記事は以下のサイトなどにも掲載されています)http://www.asahi.com/articles/DA3S12719319.html

横田氏は初めに「今の天皇は『高齢で被災地訪問などの公的行為ができなくなるから退位したい』という趣旨のことを述べた。しかし、その公的行為は本当に必要だろうか。」と疑問を呈しています。

実はGGIも天皇の上記のような公務(公的行為)は憲法に照らして果たして許されるものであろうかと、横田氏の指摘と似たような疑問を抱いておりました。この点に関して、GGIは今年の8月11日の日記に以下のように記しています

「《日本国憲法第4条:天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行い、国政に関する機能を有しない》。この規定は、天皇は国事に関する行為、すなわち憲法に定めのある国事行為以外の行為を行ってはならないということを意味しています、国政に影響を及ぼしたり関連を有する行為を行うことは許されないことを意味しています。ですから厳密に考えるならば、国事行為以外の天皇による行為はこの憲法第4条の規定に触れる可能性があるのではないかというのがGGIの考えです」

(8月11日の日記は下記のサイトに掲載しています)http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20160811

横田氏は憲法における天皇のなすべき行為について「天皇のなすべき行為は国事行為しかない。戦前と違い、憲法が天皇に国民統合の能動的役割を求めているわけではないのだから、統合機能を積極的に果たすために天皇が公的行為(注:国事行為以外の公務)を行う必要はない」と明快に指摘したうえで、公的行為が多すぎるなら、不要な公的行為をやめればよいと結論づけています。現憲法の論理的枠踏みに沿った説得力のある説明であるとGGIは思います。

同氏はさらに退位問題に潜む、天皇の役割に関する、重要な本質的問題を以下のように指摘しています。

「戦後、昭和天皇は戦前と同じような意識で内奉(注:首相や閣僚などが政治情勢などについて天皇に説明を行う行為)での政治的見解の表明や国内巡行を行った。国体護持にこだわった日本政府は皇室の継続性を重視して、こうした行為を容認した。国民の側からも、憲法に照らして疑問があるという声はほとんどなかった。その延長線上で、今の天皇の公的行為も、国民は憲法上の疑問をさしはさむことなく受け入れている。憲法上必要のない公的行為を象徴天皇の役割と捉えていることは、戦後の象徴天皇像がいまだ確立していないということではないか」

この指摘には異論もあるかもしれませんが、いまだに「内奉」なるものが行われていることは事実です(いつであったか、田中真紀子氏が、閣僚を務めていたとき、内奉の内容を口外して問題になったことがあります)。また、国民が「憲法上必要のない公的行為を象徴天皇の役割」と捉えていることも多分に事実であろうと考えられます。

横田氏は最後に「(国事行為以外の公務、公的行為は)憲法上必要がないのだから、(国事行為はともかくとして)公的行為ができないことはそもそも退位の理由にならない」と言いきっています。

同氏は「有識者会議は最初に憲法学者を呼び、憲法上の天皇の役割の幅をまず検討すべきであった」としています。戦後の天皇の地位と役割は基本的に憲法に規定されています。したがって退位問題についても憲法を起点にして考えることは自明の理であり、その意味で横田氏のこの指摘は正鵠を得たものであると言うことができます。

しかしながら、憲法なんか邪魔でしょうがないアベ君に、このことを期待するのは無理であったと言うべきでありませうか・・・

今日の写真は退位問題とは何の関係もありませんが、よろしければクリック義他ご覧くださいませ。冬のわが淡海です。琵琶湖が一番美しいのは冬です。

グッドナイト・グッドラック!

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