『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

仕事の流儀

2014年03月20日 | Weblog

暖かくなるのかと思ったら、また寒い一日。
こういう感じで寒さが戻ると辛いなあ…[m:246]

最近は会社で、ボケッとしてるのに飽きてしまったので、
実験室でいろんなものを作って時間を潰している。
ひとつは、自分の実験。
こちらは、今月中に何らかの結果を出して、一応『年度内』という
宣言した予備実験を期限内に終わらせる予定で進んでいる。

本当は弟子にやらせている実験の延長上に有る計画だったんだけれど、
前段の実験を総て任せて来たので、それが進まないことには
僕のほうの最終実験までには至らない。

その他は、その弟子の実験に使う道具を作ってやってる。
本当はこれも実験や経験の一部なんだけれど、それまでやらせると
本当に全然進まないだろうから、こちらは割り切って下請けしている。

そんな事をやっていると、いろんな事を考える時間もあるわけで
今日はそれについて書いてみようと思っている。

会社で色々な装置開発をしてきたんだけれど、僕の場合は
ほとんどがカスタムメイドのいわゆる「特殊仕様」の装置。
お客様の要望や、期待にどれだけ応えられるか?
という次元ではなく、要求を満足しないと終わらない。

それでも、時間がかかっても何とかそれをクリアしてきて
お客さんに喜んでもらってきたことが、僕のプライドかな?

それが今の会社に出向してから、そういった設計のマインドを感じない
いまの部署に、何か違和感を感じ続けて早くも5年目が過ぎてしまった。

お客さんが望むものを供給するのが、メーカーの使命だ
と思っている僕は、そういった顧客や市場が求めている物より
対抗メーカーの仕様や、性能ばかりを意識しているやり方に
何か違和感を持っているのです。

かといって、性能が対抗メーカーのそれを凌駕しているならば
それなりに手ごたえが有るのだろうけれど、決してそうじゃない。
自分達が満足する装置を作ることが、目標になっているような・・・・
そんな感じにしか見えないからなのかなぁ?

性能を競うのならば、それなりに基礎技術を固めなければ、
結局は追いつくのが関の山。
見てくれだけ整えても、やっぱり顧客の求めているものとは違う。
それでも、売れてしまうのが厄介なところです。

僕の仕事の流儀は、とにかく基礎技術を固めること。
サッカーで、戦術以前に基礎体力だったり、ボールをとめる技術や
正確にボールを蹴る技術を身に着けて、初めて戦術が有るように、
仕事も、基礎技術の積み上げが大事だと思っているから
弟子には、ちょっときついテーマを与えては、基礎的な知識の
大切さや、経験でしか解らない部分を教えてきているつもり・・・・

幸い、弟子はそれを理解して、手ごたえを感じ始めてきていて、
いまのままでは、会社の将来が危ういと思い始めた弟子。
数年前には出来なかった、技術的な会話が出来るようになって、
定年までには、何とか独り立ち出来そうな期待が持てるように
なったのが僕としては嬉しいところかな?

コメント
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