史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

木屋町 Ⅵ

2016-10-29 19:04:09 | 京都府
(島津製作所創業記念資料館)


島津製作所創業記念資料館


創業記念碑「源遠流長」
初代島津源蔵寿像

 島津製作所は、島津源蔵(天保十年~明治二十七年)が創業した精密機器メーカーである。万延元年(1860)、源蔵はこの地に移り住み、家業である仏具の鋳物業を営んでいた。明治の初め、東京遷都により衰退した京都の復興を目指し、京都府はこの一隊に欧米の最新技術を導入する舎密局・織工場などを設立し、強力な産業振興策を展開した。源蔵は、舎密局で指導にあたっていたワグネル博士の薫陶を受け、化学立国の志のもと、明治八年(1875)に教育用理化学機器を扱う島津製作所を創業した。その遺志を継いだ二代目源蔵は、国産初の蓄電池の開発など、日本独自の産業技術の発展に尽くした。現存する建物は、南棟が明治二十一年(1888)、北棟は明治二十七年(1894)に増築され、大正八年(1919)までの四十四年間、本店兼住居とした創業期ゆかりのものである。創業百周年を機に資料館として公開され、平成十一年(1999)には国の登録有形文化財に登録された。
 創業記念碑に刻された「源遠く流れ長し」には、今や創業から遠くなったが、これからもその歴史が川の流れのごとく長く続くようにという願いが込められている。

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