史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

北栄

2016-10-14 22:22:04 | 鳥取県
(お台場公園)


由良台場跡

 お台場公園は、東京の専売特許ではない。実は鳥取にもお台場公園がある。由良台場周辺は、テニスコートやゲートボール場、遊具広場などを備えた広大な公園となっている。さらに青山剛昌ふるさと館や「道の駅大栄」も隣接しており、私が訪れた時は夏休み中の週末ということもあって、駐車場が満杯になるほどの混雑であった。
お目当てはもちろん由良台場であるが、せっかくなので青山剛昌ふるさと館に立ち寄ってみた。漫画家青山剛昌は、「名探偵コナン」の原作者で、ここ北栄町の出身である。(厳密には境湊だが)水木しげるの出身地である米子では、空港を「米子鬼太郎空港」とネーミングしているが、それに対抗してというわけではないだろうが、鳥取の空港は「鳥取砂丘コナン空港」というのである。実は高校生になる次女が「名探偵コナン」の大フアンで「将来の夢は?」と聞かれると「名探偵」と答えるほどであった(単なる「探偵」ではなくて「名探偵」である)。さすがに高校生になった今は「名探偵」を目指していないが、「名探偵コナン」への愛は変わらない。娘への土産を入手するために、ほんのちょっと立ち寄ったつもりであったが、土産物のショップは一際混雑していた。やっとのことで「コナンせんべい」とキャラクターグッズを購入することができた。


青山剛正ふるさと館


台場公園の大砲

 鳥取県内に残る台場跡の中でも、もっとも原型を残しているのが由良台場である。由良台場には七門の大砲が配備されていた。鳥取藩では安政四年(1857)六尾村に二基の反射炉を完成し、その後十年間にわたって約二百門の大砲が製造された。主に藩内八カ所の台場に設置されたが、藩外からの注文にも応じていたという。由良台場公園に展示されている大砲は、砲身三メートル、口径三十五センチ、重量約二トンという、当時最大級のものを復元したものである。
 由良台場は、武信潤太郎の指揮のもと、文久三年(1863)から築造が始められたが、藩財政が窮乏していたため、藩からの出資金無しに工事は進められた。男女問わず、十六歳から五十歳までの農民が動員され、その延べ人数は七万五千余人に及んだとされる。人夫賃等の費用は、中・大庄屋、豪農らの献金によってまかなわれた。翌年完成した台場は、東西一二五メートル、南北八三メートル、周囲に高く土塁を巡らせ、その高さは四・五メートルに及んだ。台場内側は三段になっており、砲座を中段から上段にかけて設け、そこに計四門の大砲が配置されていた。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 湯梨浜 | トップ | 米子 »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。