史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

若狭

2017-06-17 14:57:17 | 福井県
(神子)
 小浜市街から北東へ十五キロメートルほど走ると、神子(みこ)という静かな漁村がある。この辺りの海、そして風景は本当に美しい。神子浦は、木戸孝允夫人松子(幾松)の母の出身地である。因みに、福井県が生んだスーパースター五木ひろしは、この隣の美浜町の出身である。

 幾松は、天保十四年(1843)、小浜藩士木咲氏の子に生まれた。嘉永四年(1851)、父の死亡により、母は松子と弟を連れて京都御幸町松原下ルの提灯屋に再嫁した。のち三本木の吉田屋の芸妓竹中かのの妹分として貰われ、九歳で舞妓となり、十四歳のとき、姉の名を襲名して二代目幾松と名乗った。文久元年(1861)、桂小五郎(のちの木戸孝允)と出会い、以後献身的に尽くし、桂の危機を救った。維新後、木戸夫人となった。木戸没後は、木屋町別邸に帰り、剃髪して翠香院と号して亡夫の冥福を祈った。明治十九年(1886)、年四十四で没。


神子

(慶雲寺)


慶雲寺


幾松観音

 神子の集落の慶雲寺に幾松観音がある。昭和五十七年(1982)、幾松の命日に建立されたものである。

(民宿旅館細川)


民宿細川

 母・末子が子供を連れて実家の細川家に戻ったため、幼少の幾松は神子で五年ほどを過ごし、九歳のときに京都に移ったとされる。母方の祖父は医師細川益庵。現在、細川家は、民宿となっている。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 小浜 Ⅲ | トップ | 今庄 »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。