整体師の独り言  ウエダ心理整体塾のブログ

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公私混同

2016-10-13 15:35:00 | 雑談
私が尊敬する、整体協会の先輩s先生は、京都へ旅したときに出会った魅力的な一軒屋に惹かれ、しかもそれは賃貸に出しているということを聞き、迷わず即決。京都へ引っ越すことにした。

決めてから越すまでわずか3ヶ月。

そして「いつでも遊びにきてください。宿泊もok」と言ったところ、一年で20人ほどの人が宿泊し泊まらないけど遊びに行った人も加えれば30人ほ超えたという。



整体協会の空気というのは、仲間同志のからだに触れ合い、そこからお互いに何かを経験し、より良い明日を造りだしていくという関係。

何か閉鎖的で人を選んでいるようだが、過去の経験も今の価値観も異なる赤の他人をお金さえ払えば引き受けるというスタンスは、単なる肩こり腰痛の調整なら良いが、慢性疾患や心因性の疾患や体質改善となるとうまくゆかない。

それは私自身、経験して実感している。

赤の他人の関係ては、社交対話は出来ても心理対話は難しい。しかしこころの深層の問題に触れるには心理対話が出来る関係でなくてはならない。

それが出来ない関係だとあるところで、価値観や経験してきたことの違いが浮き彫りになってきて関わることが難しくなってくる。

だからこの、価値観の共有出来る仲間だけを対象にするというスタンスは、治療をうまく運ばせるための策なのだ。ただそうなると世間一般の治療とは関係のスタイルが著しく異なってくるので、治療と言わず指導と言う。



それにしても仕事の関係とプライバシーの関係の両立、ごちゃまぜは難しい。それなのにそれを実現しているところにあこがれる。

これはもう一人尊敬する、今は亡き師o先生もそうだった。お金はいくらでも良かった(つまりタダでも10万でも相手の気持ち次第)。私も何度か泊まりに行った。また地方主張もしていた。交通費宿泊費もかかるわけだからそれなりに条件をつけなければならないはずだが、その辺りも相手任せ。どんな条件でも良いという。

それでは経済的時間的に圧迫されてくるなら、正直に事情を伝えれば良いだけのことだろう。つまりはお互いいろいろ言いやすい関係の空気であるということ。



ところでこの両者に共通する点を調べてみた。

1,こころの拠り所が客人との間で共有されている。つまり二者をつなぐ第三者が存在する。それは二方とも生命であり自然である。それがないと相手に依存してしまい、転移逆転移が生じて関係がもつれる。

2,尊敬する二方とも、結婚されて妻子もいたが死に別れた。御子息は独立されている。やはりこの家族家庭を持つという経験は大事なのだろう。しかし家族と共にいる間は、やはりそこに仲間であっても他人を招きいれるのは互いにやりずらく気遣いする。

3,二方とも、別にこれで食べてゆくことに固執してなかったから、これでは生活が成り立たなければ生活のためには他の仕事をすることに何の葛藤もない。しかし一方で強い信念もあった。その気楽さが客人の構えをほぐし、その強い信念に勇気づけられた。

4,だから訪れた客人を縛るような態度を取らない。必ず整体を受けることという約束事もないから、ただ遊びに伺うだけでもいゃな顔一つ見せない。そこに関係の約束事の契約などすれば、とたんに関係は義務的となり公的となり、以後心理対話は難しくなる。

5,そして二方とも人生の晩年にこのスタイルが実現している。ということはやはり若いうちは社会の中で赤の他人としのぎを削り合い、愉しいことも哀しいことも嬉しいことも悔しいことも経験し、それを乗り越えてきたから理想が実現したのだ。



ところでこの二方にあこがれている私には、どうやら教祖願望が形を変えて息づいていることに気づいた。

むしろ、この関係を求めていたから教祖にはなれなかった。

ならばなぜ、それを求めるのだろう?

そこはまだ明らかになってません。もうしばらくお待ちください。







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