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「RDI」について

2017-03-02 10:18:49 | 日記

自閉症は主に誤配線によるものと思います。網様体についてもたくさんの神経線維が束になって網のようになっているのだから配線の塊とみなされる。この配線は先天的に出来ているのと後天的のがあるが、どちらも設計図は遺伝子にプログラムされているが実際は環境や経験など外部要因によって変わってくる。設計図と違う配線も訓練によって書き換えは可能なわけです。ただし、元の配線は残るので完全とは行かない。例えば、吃音ですが流暢な言い方を訓練によって習慣化することは可能ですが、吃音自身は直りません。何かの拍子に再発するこことが知れれています。  

 自閉症も誤配線と考えれば直すことは出来なくても改善は出来るのです。そこで「RDI]と言うアメリカで開発された療法です。人間関係再構築法という意味です。

 再構築しようと言うものです。当然若い脳ほど効果は高いのです。できれば3歳までに取り組めるといいのですが、日本では発見が遅れます。就学前に異常と気づく場合が多いようです。乳児のときに専門家のスクーリングする体制が無いからです。スクーリングとは全乳児を一定の手順で検査することです。

 やはりアメリカの話ですが、スクーリングで自閉や自閉傾向が指摘された場合、専門家が発達態をチェックし自閉の傾向度とタイプなどを調べます。各受容器官(目とか耳)の状態を発達診断士がチェックします。たくさんの各種専門家が専門医師の指示で動きます。アメリカにはPT・OT・ST・心理士・オプトタリスト・発達臨床士などが国家資格化しています。 次に状態と段階に応じての取り組みのプログラムがコーディネーターによって作成されます。人間の発達は段階を丁寧になぞらえていかねばなりませんから。

 例えば、実年齢5歳でも発達段階1.5才で聴覚に異常(過敏)・視覚優先型と診断されれば、言葉は聞き取れるが発音まで行かないし過敏の為ことばの強弱に過敏で嫌がる。母親に依存し離すことは避ける。ボディランゲージを中心に取り組む。共応性(人への反応)の訓練は母親が主体でするなどです。5歳でも母親中心で訓練します。

 例えば、母親と一緒に手をつないで歩く、クッションに倒れこむなど体を使って親の行動に反応できるようにする。母親が手を伸ばせば抱っこの反応が出来るようになれば上出来です。1.5歳なのですから突然2歳や3歳の出来ることを要求できません。 聴覚過敏ですから静かな場所で親は静かにゆっくり単純な言葉で話しかけるのは当然です。それを専門の指導者が親を指導していきます。手をつないで歩けるようになれば多分、次の段階の2歳レベルに行けると言うふうです。このように15歳までのプログラムが組まれ最終目標は恋愛のできる子だと言います。もちろん重度の自閉では到達できないでしょう。しかし、「かくれんぼ」「おにごっこ」ができるなど集団ゲームが目標のばあいもあります。実は「かくれんぼ」や「おにごっこ」は自閉の人にはたいへん高度なことなのです。

しかしアメリカではすでにたくさんの事例が報告されています。

日本では厳しいですが、日本のお家芸である「遊戯療法」でも効果はあるのですが、段階を無視して無理強いになり逆効果のケースを見かけます。日本でも科学的医学的な取り組みが出来るように望むのですが・・・

 次は「ADHD」についてです。

 


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