道路はみんなのもの

　最近「あおり運転」がニュースに出るけど、僕もたまにあおられて迷惑している。狭くて曲がりくねったアップダウンの激しい暗い山道で、猛スピードで迫ってきてビタリとくっついてハイビームを浴びせてくる。

　毎日往復三時間の車通勤は苦痛だ。職場で仕事する目的のための手段に過ぎない。命をかけたくないのはもちろん、できるだけ疲れたくない。

　道路はみんなのもの。お年寄りの運転する車、初心者の運転する車、ゆっくり走りたい車、自転車や歩行者、バイクも使う。動物だっている。道路を自分の物と勘違いしてなければ、「あおる」なんて行為できないよね。そんなにスピードを出したければ、自分の土地に自分のお金で自分の道路を作って、そこでやればいいのに。

　自分が年老いてから他の人に「あおられる」と、どんなに怖いか想像したことないのかな。

　あなたが5分や10分目的地に早く着くことは、たぶん世の中から見るとほとんど価値ががない。そんなことをみんなの道路でやっちゃいけない。