やはり野球は打てないと勝てない

ロッテのチーム打率が衝撃の1割台。戦後最低をひた走る歴史的な貧打線。

 今シーズン歴史的な低打率で話題になっているマリーンズが今日
ライオンズに敗れて先週の水曜日以来6連敗となる一方で、イーグ
ルスはファイターズに勝って24勝9敗と+15にするなどゲーム差も
16,5と広がり自力優勝が早くも消滅した。

 開幕前の評価は昨シーズン3位でエースの涌井秀章や石川歩に唐川
侑己らを擁するマリーンズの方が高く、イーグルスの方は則本昂大に
岸孝之がFAで加入したとはいえ岸に故障が多いという事から決して
評価は高くなかった。

 ところが先述したようにマリーンズのチーム打率は今日終了時点で
,190という歴史的な低打率でチーム防御率も4,68と12球団ワースト
で当然ながら最下位だけでなく、12球団で唯一9勝しか挙げてないわ
けで正しくドン底状態だ。

 一方イーグルスは今シーズン2番に外国人選手を起用する思い切っ
た打順が功を奏しチーム打率が,272で防御率も2,97と共にパ・リー
グトップの成績で見事に明暗が分かれている。

 チーム本塁打はマリーンズが17本と12球団ワーストなのに対して
イーグルスは36本と12球団トップタイというもの。

 日本ではチームを評価する時に必要以上に投手力に比重を置いて
いるが、やはり投手というのは勝ちが付かないと腐っていくわけで
打線の援護が期待できないと自滅するケースが多い。

 以前75年に球団史上初の最下位に終わったジャイアンツの当時の
投手陣が雑誌で対談した企画があったが、4月までジャイアンツの
投手陣の成績は決して悪くなかったものの不動の4番である王貞治
抜きの打線が響いて得点力が異常に低く投手陣にかなりの負担が
かかっていたとの事。

 今シーズンのイーグルスの凄いところは1番・茂木栄五郎と2番
カルロス・ペゲーロが共にHR8本という強打ぶりで、これでは得点
力が上がるのは当然だろう。

 96年に投手陣が崩壊し最下位に終わったホークスがアトランタ
五輪終了後のドラフトで‘指名枠全員投手を’と懇願する王貞治
監督に対し根本陸夫は1位・井口資仁、2位・松中信彦、3位・柴原
洋を指名し‘投手王国という大きな建物を作るには強力打線という
しっかりした土台が必要不可欠’と答えた。

 これを考えるとイーグルスにあってマリーンズにないのはホーム
ランを打てる打線で、投手を含めた守りがいいだけでは絶対に勝て
ないというのを証明する成績である。
 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
確かに (Bill McCreary)
2017-05-16 23:50:21
V9時代の巨人といい、森西武といい、強いチームはやはり不世出のバッターが複数いますよね。30年代40年代のヤンキースしかり。私野球には強くないですが、ピッチャーがばったばった打者を打ち取って優勝したチームというのはあんまり思い浮かびませんが、85年の阪神のようにバッターがやたらよくて優勝したというのはすぐ思い浮かびます。投手が活躍した例で言うと、最近では13年の田中が活躍した楽天あたりですかね。

広尾晃さんもご指摘のように、ピッチャーはともかくバッターは昨今MLBで通用しませんから、やはり日本ではこれからもピッチャーが注目されるんでしょうね。

 
 
 
そうなんですよ (こーじ)
2017-05-17 23:24:43
>Bill McCreary様
 ラテン諸国は最も運動能力の高い者がショートを守り
センターなどの野手に移って行き最も下手な選手が投手という文化なのに対し、日本は最も運動能力の高い者が投手という投手中心文化ですからMLBで投手は通用するけど野手は通用しないという事になるようです。

 V9ジャイアンツ以降で強さを継続したチームは王・長嶋をはじめ山本浩二・衣笠のカープや秋山・清原のライオンズに最近ではホークスの井口・小久保・松中ら国産の大砲が揃ったチームなのですけどね。

 
 
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