スパイものとSFメカものの融合は難しい

 以前も記したようにBSジャパンのスパイ大作戦の影響で収録
した作品が切れた合間にマイティジャックを見ていたのだが、見
ていてつくづく思ったのはスパイアクションとメカものの融合の
難しさである。

 マイティジャックはSFメカものと当時流行っていたスパイアク
ションものを融合し大人の鑑賞に耐えられる特撮作品を目指したの
だが、視聴率的に大苦戦し1クール13話で打ち切りとなって子供
向けを意識した30分作品の戦えマイティジャックに路線変更され
たというもの。

 とりあえずウルトラセブン終了後の68年10月からスタートする
予定がフジTV側の要請で半年前倒しの4月スタートになってしま
い、じっくり練り上げて作る円谷作品が中途半端な形になったわけ
で何とももったいない話。

 30年ほど前にマイティジャックメカグラフィティというビデオが
あって見た時にメカ同士の戦いが派手な作品に限ってストーリーが
今ひとつの感が強いし、逆にメカ戦が載ってない祖国よ永遠なれが
スパイアクションものや大人の鑑賞に耐えられる作品に仕上がって
いる形なのだから融合の難しさが分かる。

 天田一平副隊長とエリジア共和国軍人イスマール・ギム中佐との
友情物語である祖国よ永遠なれは、エリジア共和国を軍事独裁国家
にして隣国のビラネシアとの国境紛争をきっかけに全面戦争を起こ
さようとするQの陰謀を最後はギム中佐がミサイル発射秘密基地に
ピブリダーで特攻して全滅させるという結末。

 MJは他国の政治に干渉できないという規定があるためギム中佐が
ピブリダーで基地に接近するまでMJ号が囮になって、撃ち込まれる
ミサイルを迎撃するだけというのがメカ戦の見せ場でメカの活躍を見
たい人達にとっては辛いものがあっただろう。

 結果的に最も融合に成功していたと思えるのはMJ号と同等の巨大
戦艦・ジャンボーが登場する爆破指令で、脚本は第1期ウルトラのメイ
ンライターを務めていた金城哲夫だった。

 ただし金城哲夫はマイティジャック全13話でこの1作しか書いて
ないのを見ると、氏がもう少し脚本を担当していれば評価もまた違っ
ていたのではと思うのだ。

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