ヘドラ生みの親・坂野義光死去

映画監督の坂野義光氏死去

 先日 映画監督の坂野義光氏が亡くなったという記事が新聞の訃報
欄に載っていた。

 坂野義光監督といえば14年のハリウッド版GODZILLA ゴジラの
エクゼクティブ・プロデューサーを務めていた事で久しぶりに聞いた
名前だが、何といっても怪獣映画ファンならゴジラ対ヘドラを監督し
ゴジラに空を飛ばせた男で歴史に名を残している。

 ゴジラ対ヘドラといえば円谷英二が亡くなって最初に製作された
ゴジラ映画で、当時社会問題になっていた公害をテーマにした作品
だった。

 スモッグやヘドロを吸収して巨大化&凶暴化した怪獣・ヘドラを
登場させて核物質の影響で怪獣化したゴジラと戦わせる展開だった
わけでキングギドラが登場以降、社会風刺テーマから娯楽に徹して
いたゴジラシリーズが久しぶりにテーマを抱えていたもの。

 最も有名なのは飛翔体で逃走するヘドラを追うべく尻尾を抱えて
放射能火炎を吐きながら後ろ向きに空を飛ぶシーンだが、これ以外
ではヘドラの出す硫酸ミストで白骨化した死体などリアルなシーン
の連続で重苦しいムードが立ちこめていたのだ。

 また南海の孤島を舞台にした作品以外では必ずといっていいぐら
い登場して活躍する自衛隊が、今回ばかりは全く活躍せずゴジラと
ヘドラの戦いのみがクローズアップされる一方でサイケデリックな
シーンなど当時の流行を表すシーンも満載だった。

 とりあえず脚本は地球防衛軍やキングコングの逆襲などを手がけ
た馬淵薫との共作になっていたが、実質 坂野監督が殆どをまとめて
いたようで完全な坂野ゴジラともいうべきもので強烈なインパクト
を持つ主題歌・かえせ!太陽をの作詞も担当していた。

 結果的に氏の監督作品はゴジラ対ヘドラのみだったので、それだ
けに坂野イズム満載の入魂作品だったわけだ。

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