キャプテンウルトラから始まった分離合体メカ

 今から50年前にOAされていたキャプテンウルトラは今でも珍
しい地球が一切登場しない宇宙空間のみが舞台になっていた作品で、
等身大のキャプテンウルトラがジェット噴射装置で空を飛びながら
怪獣と戦うシーンなども円谷作品などでは見る事のできないシーン
などがあった。

 基本的にミニチュア特撮モノは東宝=円谷作品がメインなのだが、
そういう流れに一石を投じたのが分離合体メカ・シュピーゲル号の
存在である。

 バンデル星人ら侵略者の宇宙船部隊を迎撃する宇宙船メカ・シュ
ピーゲル号は基本的に発進時は全長50mあり戦闘時には3機に分離
するD3作戦を取るわけで中央部の1号機にキャプテン、前部の2
号機にキケロ星人のジョー&アカネ隊員が後部の3号機にロボット
のハックが搭乗して戦う。

 そして作戦終了と同時に2号機と3号機が1号機を挟み込むよう
にして合体するわけだが3機が分離合体するシーンは、円谷作品や
東宝作品はおろかサンダーバードなどでも見た事がなかったので子
供の頃はワクワクしたものだ。

 考えてみればテレビ作品で初の通常兵器以外のメカはジェットビ
ートルだろうが、これは複数登場していたし宇宙空間での戦いの場
合は戦闘用の宇宙船を量産しづらいと思われるので分離合体メカと
いうのはパイロット達の腕さえあれば悪い発想ではない。

 という事で分離合体メカは次番組であるウルトラセブンでは迎撃
用大型戦闘機・ウルトラホーク1号に引き継がれるわけで、特に5
話のビラ星人編では星人の宇宙船団を迎撃し壊滅させるなど戦闘能
力の高さを示しているし25話のガンダー偏ではホーク3号も合わ
せた4機でガンダーを攻撃するカルテット作戦まで行っていた。

 更にミラーマンに登場する当初分析チームだったSGMが途中から
武装した時に切り札としての戦闘機メカ・ジャンボフェニックスが
登場するのだが、1機のみではインベーダーの宇宙船団を迎撃しづら
いし複数の戦闘機を投入というのも現実的でないという事だろうから
合体メカになったのではないか。

 それにしてもジャンボフェニックスを分離合体シーンを撮ったのが、
キャプテンウルトラで特撮を担当した矢島信男だったというのも何や
ら因縁めいている。

 3機による分離合体メカは平成に入ってもウルトラマンダイナの
GUTSイーグルや、ネクサスのストライクチェスターなどに受け継
がれているわけでキャプテンウルトラが残した素晴らしい遺産では
ないだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 王者・タバレ... 千載一遇のチ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
 
この記事のトラックバック Ping-URL
 
 
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。