打線の中心は4番でなくとも

 今年のプロ野球交流戦で勝率1位となったホークスはケガ人続出
という中で結果を残した形になったのだが、特に2週目を終わって
4番の内川聖一だけでなく5番のアルフレッド・デスパイネまでが
不在になった時は厳しいと思った。

 実際に交流戦前から絶不調に陥っていたジャイアンツに連敗した
だけでなくG2では3人の投手によるノーヒットノーランまで喫し
たのだから、週末が好調なカープ戦という事もあって下手したら6
連敗もありえるという雰囲気だったのでジャイアンツとのG3から
3勝1敗で2勝1敗ペースをクリアできたのは凄いだろう。

 その原因としてデスパイネ離脱後に4番を打っていた柳田悠岐が
全く打てなかったのに、3番に戻した途端に打線がつながったのだ
から打順を1ついじるだけで ここまで違うのかと思った次第。

 ここで思い出したのが21年前に長嶋茂雄監督率いるジャイアン
ツがカープとの11、5ゲーム差を引っくり返したメークドラマの
年に、4番を打っていた落合博満が9月以降デッドボールで骨折し
離脱した時に豊田泰光をはじめとした多くの評論家達が7月以降
反攻の原動力となっていた松井秀喜に4番を打たせるべきという
論調の中で3番から動かさなかった事。

‘松井4番'を支持する面々は4番はチームの顔なので現在の成績
なら相応しいし松井に自覚を持たせるだけでなくファンも喜ぶ
はずと主張していたのだが、意外にも長嶋は‘1番・仁志敏久、
2番・川相昌弘、3番・松井のリズムで上手く行っているので
それを崩したくなかった'と言っていたのが印象的だった。

 柳田も今やホークスの顔的な存在だしトリプル3を達成して
いるように確実性と長打力の両方を併せ持つ存在だから多くの
ファンも‘柳田4番’を望んでいただろうし、実際に先週のジャイ
アンツ戦で柳田4番が実現すると打てなくても将来のために固定
すべしという意見も散見した。

 ところが4番で打てなかった柳田を3番に戻すと復活しただけで
なく打線もつながったのだから、21年前に長嶋が言っていた打順
によるリズムというのがある事を改めて実感するものだった。

 ちなみに柳田が3番に戻ったホークスの4番には江川智晃と松田
宣浩が起用されたので‘松田はまだしも江川とは’と4番中心説を
唱える人達は驚愕しただろうが、今の時代は4番の一振りに全てを
かける時代ではないし現在の野球に‘3番は功打者タイプで4番は
チーム一の強打者'などという図式は当て嵌まらなくなっていると
いう事だろう。

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