出版UD研究会ブログ

本にかかわる仕事をしている人と多様なニーズをもつ読者が、読書のユニバーサルデザインについて考える広場です。

9月26日(土)第23回研究会のご案内

2009-09-27 18:50:40 | シーズン3

上の写真は、ゲストスピーカーの松井進さん。合成音声を活用し、「耳からの読書」を快適に行うための数々の機器や方法を紹介していただきました。

第23回出版UD研究会
電子本がひらく新しい読書スタイルの可能性

■ゲストスピーカー:萩野正昭(株式会社ボイジャー代表取締役)/松井 進(バリアフリー資料リソースセンター)
●日時:2009年9月26日(土) 13:30~16:30(受付開始13:00)

●会場:専修大学神田キャンパス 1号館 204教室
東京都千代田区神田神保町3-8
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/campus_info/kanda_campus/index.html

http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/campus_info/kanda_campus/kanda_camap.html

最寄り駅:神保町駅(都営三田線、都営新宿線、メトロ半蔵門線)出口A2より徒歩3分。
九段下駅(メトロ東西線、都営新宿線、メトロ半蔵門線)出口5より徒歩3分。

紙の本では読めない・読みにくい読者にとって、一定の配慮がなされた電子本こそ有効な読書ツールになる!
今回は、長年にわたり日本の電子本普及のため、ドットブックを開発してこられたボイジャーの萩野正昭さんに、ロービジョンモードや音声読み上げ対応に取り組まれた背景をお話しいただくとともに、これからの電子本が新しい読者を増やすために進化していける可能性について語っていただきます。
また、点字・音声ユーザーである松井進さんが開発にかかわっている「マイブック」(高知システム開発)のデモをまじえながら、実際に視覚障害者が電子本をどこまで利用できるようになったかについて紹介します。

<ゲストスピーカーのプロフィール>
萩野正昭(はぎの・まさあき)=1946年東京都生まれ。株式会社ボイジャー代表取締役。映画助監督をふりだしに、映画、ビデオ、ビデオディスク制作を経て、1992年ボイジャー・ジャパンを設立。長年にわたり、日本における電子本の普及に尽力しつづけている。
松井進(まつい・すすむ)=1971年千葉県生まれ。NPO法人バリアフリー資料リソースセンター副理事長。千葉盲学校を卒業後、米国でコンピュータプログラマーとしての訓練を受ける。点字による公務員採用試験により千葉県採用。現在、千葉県立中央図書館に勤務。著書に『Q&A盲導犬』(明石書店)など。

ゲストスピーカーの萩野正昭さん(左)。ボイジャーが取り組んできた日本における電子本の足跡を語っていただくとともに、視覚障害のある読者をはじめとするユーザーの声をどのように取り入れていけるかについて「船は出て行く」というテーマでお話いただきました。
萩野さんとともに、出版社の側から長年にわたり電子本の充実と普及に取り組んでこられた元・講談社の金子和弘さん(右)も駆けつけてくださいました。

 


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