トネッシーの教育相談ブログ

教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

先生方に参考になれば・・・

2017-06-02 10:38:36 | 教育相談
 以下のものは、5月30日にもう一つのブログに投稿したものです。学校の方に参考になれば、あるいは読んでいただいて、何か生かせる部分があればと思い、投稿したものです。

 こちらのブログは、保護者の皆さん等が多いかもしれませんが、学校でのことも知ることもいいことかと思いまして、アップすることにしました。

 家庭とか、あるいは子どもにかかわる部分でとか、多面的に参照できるかとも思っています。
 文は高を中心に記述していますが、中も同様かと思いますし、小も同様な面が多いと思います。


170530  不登校ブログにアップしたものです。

今回は表題のような題にしてみました。
 学校の先生に読んでいただけるといいかなと思っています。
 少し言い過ぎの部分もあるのですが、その点了承の上、良かったら読んでください。
 今まではアップしなかったようなことなのですが、子どもたちにとっては、6月は微妙な月なので、結構大切にすべき月だと思っています。
 文は中・高中心にしていますが、子どもの心持は小学校でも同様かと思われます。
 何はともあれ、今回は試みにアップしてみます。


6月の活動
 
 6月は新年度初めからの行事等も一段落して、日常的な生活が営まれる月である。毎日の授業をはじめとして、学校生活に着実に取り組む必要のある時期である。生徒にとっては変化は少ないけれども、それだけ安定して取り組める月なので大切にしたい時間である。
 以下の各点等もこの月のポイントとも考えられる。

1 先月に引き続いて、生徒の適応状態の確認を行う。
 6月には、適応状態の差が大きくなりやすいので、生徒の行動等をよく観察して判断をする必要があると思われる。
 しかしその前に、4月からこれまでで、先生と生徒の信頼関係づくりがうまくいったかどうか確認する必要がある。生徒の先生に対する態度等をよく観察すると関係がすぐにわかる。先生が何か言った後等に生徒がどう反応するか、よく観察するとその生徒の内面的な世界が見えてくることが多い。生徒の先生への親近感がある程度つくられていればよいと思う。但し、甘え甘やかしのなれ合いにならないことは大切である。やはり受け入れることを基盤にしながらも、鍛える部分を相手に応じて出すことが大切だと思われる。
関係づくりがまだ不十分と感じられる生徒に対しては、話が通じる関係をつくるように継続的に努めていきたい。どうしたらそのような関係になれるか考えてみると、「先生は自分を生かそう、伸ばそうとしてくれている」と生徒が感じるような働きかけ、「肯定的にかかわってくれる」の実感がもてるような働きかけを考えてしていくのがよいと思われる。 
 上記のような働きかけをしながら、あるいはできた状態で、生徒の先の見通しや課題を提示してやると浸透しやすいのではないかと考えられる。人間関係がつくりにくい生徒もいると思われるが、それは誰にとっても扱いの難しい生徒である。当面必要なことを行いながら、認める機会等を少しずつ与えることで変化を促すことでよいと思われる。

2 各学年の対応
 1年生は、そろそろ各生徒の差が大きくなり始める時期である。高校生活にうまく適応できたか、生徒の心的内面状況を確認していく必要がある。不適応感を感じている生徒は、「高校の生活に違和感がある、考えていた高校生活と違う、充実感が感じられない」、「学習が難しい、勉強がいやだ、勉強のしかたがわからない、しているつもりだが頭に入らない、能率が上がらない、成績が悪い」、「友達ができない、話せない、相手に合わせてしまう」、「不安や劣等感が強い」等の感情的世界を持っていると思われる。
 また、5月には、高校に入学してはじめてのテストを経験した。その結果も、各生徒に大きな影響を与えると思われる。高校の勉強に何とかついて行けそうだ、けっこうできた、自分としては精一杯頑張ることができた等の肯定的な感想を持った生徒には、その肯定的な気持ちを理解するとともに、今後の目標等について少しだけ話すとよいと思われる。できなかった、点が取れない、勉強の仕方がわからない、等の否定的な感想を持った生徒に対しては、その気持ちを受け入れながら(これがいちばん大切かも)、再チャレンジしてみる気持ちを育てるようにしたい。本人ができそうな具体的な行動についても、少しアドバイスしたり指導しておく必要があると思われる。まだ1回目のテストだから十分取り戻すことができることを話し、何はともあれやってみるという気持ちを育てることが必要であると思われる。
 青年は、発達課題を多く持っているが、勉強もその課題の一つである。やらなければならないことにどのように取り組ませるか、このことは教師としての継続的な大きな課題である。
 2年生は、本当の意味で、高校生活の本番になる。高校生としての充実した、具体的な行動ができるか、また、学級でも学年でも、部活動等でも集団の一員としての意識が持てるか、行動ができるかが問われることになる。3年生の今頃までに、一方で学習にきちんと取り組み、基本的な事項は確実に身につけながら、一方で、学校という集団の中で、その中核となりながら部活動や学校行事に真剣に取り組み、集団の維持・発展に貢献して、自己に対する自信・信頼と、自己の能力や適性について理解を進め、進路意識を着実に育てる大切な時期である。自信と集団での行動ができないと、本人が自分に自信が持てなかったり、進路選択や決定で思うようにいかずに悩んだりすることになりかねないことである。従って、集団意識を持たせること、自分の気持ちや考えと他者の気持ちや考えとの違いの理解やすり合わせ・調整の仕方を指導する必要があると考えられる。
 上記の点に関する指導としては、教師と生徒の対話の機会を増やすようにすること。生徒間の交流を多くしたり、簡単なディベートをさせてみたり、このような場面ではどのように行動するとよいか、具体的な場面を与えて討論させる、人の意見の傾聴訓練をする、発表練習をさせる、授業内で発言の機会を多くする等の手だても考えて実践することが必要であろう。
 3年生は、それぞれの生徒が本格的な受験体制に入れたか、生活リズムが作れたか、進路で迷っていないか、学習法は身に付いたか、一人一人について確認する必要があると思われる。特に入試が難しい上級学校の受験を希望している生徒に対しては、担任、教科担当、学年、進路部等、全体で詳細に情報交換と検討を行い、今後の具体的な指導や支援の方針を明らかにする必要があると思われる。
 生活リズムの整っていない生徒、学習法の確立していない生徒、自己理解の進んでいない生徒、学習の意義が自覚できない生徒、成績の伸びていない等、各種の課題を抱えている生徒にもなにがしかの具体的な対応を行いたい。
 多くの生徒は、学習が自分の思うように行っていないことが多いので、悪い点ばかりを指摘すると、益々自信を失う可能性があるので、冷静に対話をする必要があるし、また、まだ時間が十分にあるので、焦らずに着実に進んで行けば間に合うし、準備ができることを話して情緒の安定を図ることも絶対に必要なことと思われる。

3 夢や目標を忘れない。
 多くの先生は、4月に、生徒に対して夢を持ちなさい、目標を設定しなさいと話していると思う。それがその後どうなっているか確認する機会はあまり多くないかもしれない。それを確認する必要があると思われる。目標の具体化が進んでいない場合には、目標の再確認と実行に向けての援助・指導を行う必要がある。目標の実現に向かっていけない生徒の多くは、高校生活に何がしかのマイナス感情を持っている生徒と思われるので、それが何か少し対話をしてみる必要があると思われる。場合によっては目標の変更も考えられる。いずれにしても、それらの点について考えてみる機会を持てることが極めて大切なことである。
 7月から夏休みにかけて充実した生活を送らせ、そして9月の初めからよい再スタートが切れるようにしてやるためには、6月には精一杯取り組ませ、7月の期末試験後には、学期の振り返りを行うように指導し、ある程度の気持ちの落ち着きと具体的な目標を明確にできるように指導することが必要と思われる。




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