愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

里芋の収穫

2009年10月11日 | 自然と文化
本日、家で里芋を1株だけ収穫。全部で8株植えているが、1株掘っただけでも、充分な収穫量だったので、満足。それを早速、汁物に入れて食べてみたが、粘り気が多くて、餅を食べているような感覚。

日本各地にいわゆる「餅なし正月」で里芋が儀礼食になっているが、この食感から、餅の代替として里芋が選択されたのは、よくわかる。単に、儀礼食の餅以前の時代に里芋があって、「餅なし正月」が即、「稲作以前の文化」と解釈するのはやはり難しい。実際、愛媛の「餅なし正月」でも、正月には餅は食べないが、正月終わりには食べるという事例も多く、餅を全く受け付けないわけではない。

10月中には収穫を終えるつもりだが、しばらくは、里芋三昧。

ちなみに、里芋のことを、私はずっと「コイモ」と呼んでいた。

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かわうそ被害 捕獲か保護か? | TOP | 濱知の会 松村正恒さん »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 自然と文化