「2007-07-13」に『Snap Count』を紹介したイタリア・ジャズ界はもとより、現代ジャズ界の「良心」こと（ワシが勝手に言ってるだけだが...笑）「ロ・グレコ兄弟」率いる「Quintetto Lo Greco」の新作が届きました～♪
一般的に「相変わらず」という言葉は、「良い」「悪い」の両面で使い分けられますが、こんな「相変わらず」なら大歓迎かも...^^ の（今回も）ゴキゲンな「ハード・バップ」を聴かせてくれます...^^
■ Quintetto Lo Greco / The Right Spirit
(Schema, Italy, SCCD432, 2007)01. Steppin' To Bop
02. Legend Generation
03. Blues Inflected
04. Updated Sound
05. Soft Blowing
06. Over Power
07. Flowing Lines
08. Idols
09. Invitation
10. From Time To Time
11. The Right Spirit
・ Gianni Lo Greco （ジアニ・ロ・グレコ）（drums）
・ Enzo Lo Greco（エンツォ・ロ・グレコ）（bass）
・ Simone Daclon（サイモン・ダクロン）（piano）
・ Germano Zenga（ジェマーノ・ゼンガ）（tenor sax）
・ Gendrickson Mena Diaz "Puci" （）（trumpet, flugelhorn）
冒頭の「01」からして2管中心の長めのリフから、サックス・ソロに入るトコロ（1分20秒くらいんトコ。3分25秒くらいのトランペット・ソロもしかり...）なんかまじカッコよくってのけぞっちゃうし...^^
ブルージーなホーンのリフが印象的なゴキゲンなバップ・ナンバー「02」、オーソドックスな佇まいを見せながらもジツにクロい「03」」、若干速度を速めた「04」や「08」は、いかにも「クラブ」受けしそうな2曲...^^
流麗なピアノ・ソロが際立つ「05」、「10」、欧州らしい小洒落たセンスが光る「07」、ちょいボッサ・テイストが入った「09」も文句なしで、1枚通して聴けるアルバムよ...^^
それにしても（前作もだけど）「ドラムス」と「ベース」が主役のアルバムながら、他の楽器のソロはふんだんに聴けるものの（今回のサイモンさんのピアノは特にイイ）、
「ロ・グレコ兄弟」のソロはほとんど無く（それでも存在感はスゴイんだけど^^）、彼らがいかに「アンサンブル」を重視しているかが伺い知れるようで、ジツに気分よいアッパレ作品...^^
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