日伊相互文化普及協会

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【湧水学者・福医長セラフィーナ先生 モンテカティーニ 2006年7月2日(日)

2006-07-02 02:28:53 | Weblog
モンテカティーニがまだ全部つかめていないとき、医長のガラッシ先生に急患が出て、代わりに福医長のセラフィーナ先生にテッツッチョの施設に連れて行ってもらったことがありました。
門の前で足を踏ん張って私を待っていた彼女の眉間の皺はいつもより深くって、私は不安になりました。何か彼女の気にさわることをしたのだろうか、と思ったけれど心当たりはありません。だから、このセンセ、私生活が面白くないのかしらん、と思う事にしました。
私はその時帰国してからセラフィーナ先生の顔を思い出して、彼女は魔法使いに似ていると書きました。



次に行った時も彼女は同じ顔をして私とテッツッチョの施設にいました。水の試飲でトイレが近くなっていた私が、「こっから一番近いとこ」と言うと「じゃ、こっち」と案内してくれたトイレは国賓用のトイレでした。
「あんたとこの天皇や皇太子もここに来たらこのトイレを使うのよ」と言いいました。ソファやテーブルが置いてはありますが、トイレ自体は普通です。

普通の国賓用のトイレを使わせてくれたから言うのではありませんが、彼女は普通こんな顔なんだと思うようになりました。
そしてそのうち、彼女は親切で心が優しくて、細やかな神経の持ち主なんだなあ、と分かるようになりました。私生活が充実していることも。
彼女は私がジョークを言うとよく笑ってくれます。
ほかの人のジョークでは表情を変えようとしませんが、その奥は私には見える気がします。

                                   Emi

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