なら学びの会

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7.8奈良の会に行ってきました

2017-07-19 15:29:56 | 日記
かなりの異常気象で、被災されました多くの皆さんに心から哀悼の意を表します。

7.8 奈良の会 
夏休み前ということで、やや参加者も少なかったですが新しくおいでになった先生もおられてこれからが楽しみです。私自身も、田植えや、研究会が重なって今年初めての参加となりました。

【ビデオカンファレンス】
今回は、小2 国語 「お手紙」です。かえる君がかたつむり君にがま君あてのお手紙を託します。待てど暮らせど届かない「お手紙」を二人で待ち焦がれる心情を読み取ります。

今年転勤された学校での取り組み。毎回のように、VTRを提供いただき勉強させていただいておりましたが、今回はVのみの参加でした。Vの調子が今一つで、一部のみの視聴でした。座席は、コの字で男女ペア。子供たちの読んでいる様子から、個々の子供の様子についての意見交換を中心に進みました。

今日は、ワンテーブルで小畑先生を囲む研究会。いつもより、先生方の発言を多く聞くことができました。たまにはこういった形態も良しかな。

 本日のお題「読み」について
子供たちの読み方から、読みの深さを推測する。必要以上に大きい声で読む。すらすら読む。スピードを気にする。などの読み方では、十分に内容を理解していないとみる。「読み」には丁寧さが必要。読んで聞いてもらっている対象が先生ではだめ。「友達に聞いてもらっている」という実感が味わえるような読みをさせたい。しっかりと「テキスト」を見ながら、情景を想像させるような「読み」がいい。
 「問いかけ」一つで、子供たちの読みが深まる。
例 ① 「かえるくんはなぜかたつむり君に手紙を託したのでしょう。」
   子供たちは、自然と文を読み返して、先生の問いかけにこたえようとする。
  この種の問いかけの裏には、「しっかり文を読んでみてね」という伏線がある。(単に、文をしっかり読んで。というより、はるかに子供たちは夢中に読む。)
  ② 4年 「一つの花」より
   中段までゆみちゃんはお父さんに抱かれています。終盤お父さんが、プラットホームの先にコスモスを見つけてゆみちゃんにあげます。
   この間、「お父さんはゆみちゃんを、いつお母さんに渡したのでしょう。」と問いかけると①と同様に真剣に文を読んでこたえようと必死になります。

先生からのプレゼント
 課題作成の工夫いろいろ
(注意 2人でやらないと、難しい課題であることが大前提。) 
① 2人で1枚。(「2人で協力してね」が含まれている)・・・考えの結果が1つしか残らない。
② 大き目の用紙に同じ問題が2個。・・・①の改善型 (初めから、個々に1枚では意味がない。)実際は、どちらか一方の課題を2人で解いている場合がほとんど。

例題(大き目の用紙に、1個の課題。左右上部に氏名らん。中央に課題を配しているので、下部の広くあいたところで計算やメモを取りやすく考えてある。)

5年生算数 


いろんな解き方を試してください。

☛お知らせ
 いよいよ来週に迫りました。第19回「授業づくり・学校づくりセミナー」
主催 東海国語教育を学ぶ会 後援 日本児童教育振興財団
7月27日(木)~28日(金)びわ湖大津プリンスホテルにて
開催要項


☆ 大津の地で開催されますのが、本年で最後となります。来年から名古屋に移るようです。当学びの共同体研究会も冬季開催のみになりましたので、次年度から夏の大規模な研究会が関西近隣からなくなります。それぞれの、地域・学校園での開催を広く支援していきますので、ご相談等お気軽にお寄せください。


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