若葉と青葉と紅葉と・・・

少年時代の友達と楽しかった遊び。青春時代の苦い思い出。社会人になっての挫折。現代のどん底からはいあがる波乱万丈物語です。

若葉と青葉と紅葉と・・・

2017-03-13 10:31:01 | 日記
第二話【桜のない校門】


すると、私たちと同じ年代に見える可愛い子が、危なっかしそうに一人で滑っていた。
サンスケ・『あの子!可愛いじゃねぇ』
アパ・『そうだなぁ・・・』
『わかっているな――』
『ヨッシャァ!!一丁遣るか』
サンスケ・『ミツヱちゃん。十分休んだから滑ろうか』
『うん』と楽しそうだった。
そしてミツヱちゃんを真中に挟んで手を繋ぎ動き始めた。
周りで滑っている連中の横をすり抜けて、一人で滑っている女の子の後ろから近づいた。
『いくぞぅ 一斉のせぇ』と勢いよくミツヱちゃんの手を放した。
『あぁ、あぁ、あぁ、あぁ、あぁ、アァ~アブナイ!!』
と大口開けて両手を回し内股で尻を突き出した。
『ド~ン』とわざとぶつけると重ね持ちになって仰向けに倒れた。
『ゴメン!ごめん!!初心者なのですいません』と両手を出した。
『怪我はありませんか』と起こした。
『大丈夫です』
『良かった』
そして下になっていたミツヱちゃんを起こした。
『ミツヱちゃん痛くなかった』
『痛いよ!』とサンスケを睨めつけた。
『ごめんね もう大丈夫かと思って手を離したんだぁ』
『わざとでしょう』
『そんなことないよ』
『嘘ばかり――』と恨みがましく艶かしい上目遣いで言った。
そして仲良くなり四人で手を繋ぎ、ミツヱちゃんも昔の事は水に流して楽しく遊んでいた。 

サンスケ・『一人できているの』
『そうです』
『学校はどこなの』
『文京区です』
『ここから近いんだねぇ』
『そうですねぇ』
『だから一人で来られるんだ』
『はい それでも習いたてだから、上手く滑れないのですよ』
『誰か教えてくれる人はいないの』
『私の友達はローラースケートはやらないのですよ』
ローラーゲームは(昭和43年・1968年)この頃はまだ流行っていなかった。
――なるほどぉ. ――
サンスケ・『それなら僕たちと滑る』
『いいですよ・・・』
『じゃぁ~ミツヱちゃんと中に入りなよ』
『はい 宜しくでぇす』
『こちらこそ――』
アパ・『サンスケ ゆっくり行こうぜぇ』
――オーラー――
アパ・『名前はなんて言うの』
『美咲です』
『上は?』
『大下です』
『大下美咲さんですね』
『はい』
『学年は』
『中学3年です』
アパ・『俺たちと同じだね』
『アパさんたちも3年生ですか』
『そうです』
『じゃ・・・進学したら何処の学校で合うかもしれませんね』
『ミッキーは何処を受けるんですか』
『千代田区の私立にしようと思うっています』
サンスケ・『大妻か和洋または白百合か――』
『その辺ですね』
『お嬢様学校じゃないですか』
・・・ニャハハハハハハ!!!!・・・
『サンスケさんたちは』
『僕は墨田区の私立ですよ』
『俺も私立しか入れないからそうするつもりです』
『私も私立です』
『じゃぁ~同じ学校になるかもしれませんね』
『でも・・・お金がないからお嬢様学校には入れないなぁ』
アパ・『ミツエちゃんは神女でしょ』
『も、考えているけど?家から遠いからね』
『そうだなぁ・・・』
『アパさんたちの名前は――』
『アッ まだ言っていなかったなぁ』
『僕はサンスケ』
『俺はアパ』
『私はミツヱ』
『皆さん仲が良くて、ニックネームで呼んでいるのですね』
『そうです 名前で呼んでいると面倒ですからね』
『これから私のことはミッキーと呼んでくださいねぇ』
『オーライです』
サンスケ・『でも 大下美咲・・・いい名前ですね』
『何処にもある名前ですよ』
『いゃ、うちの学校にはいませんよ』
『学校は何処ですか』
『江戸川区です』
『江戸川区は南北縦に長いじゃないですか』
『そうか 南側東京湾寄りの葛西です』
『臨海学校のあるところですか』
『そうです』
『私小学生の時に臨海学校行きましたよ』
『じゃぁ~3~4年生頃でしょう』
『そうだと思います』
『今は閉鎖されて栃木の林間学校に行くようになっているからね』

一週間の林間学校では3日目に家にはがきを書くと、家に帰って次の日に着いた。

そして2時間ほど一緒に滑った。

アパ・『3時か 帰ろうか』
サンスケ・『そうだな』
ミツヱ・『でも 面白かった』
『私も楽しかったです』
ミツヱ・『良かった――』
アパ・『じゃぁ~ミッキーまたね』
『ありがとうございました』
サンスケ・『今度いつ来るの』
『来月の日曜日に来る予定です』
『そう 俺たちも来るかもしれない――』
『その時は一緒に滑りましょうね』
『お願いします』
『じゃぁ~さよなら・・・』
『じゃねぇ――』

ミツヱ・『太ももが痛くなった』
アパ・『初めてだから仕方ないよ』
『お歩けるかなぁ・・・』
『休み休み行けば大丈夫だよ』
『そうだねぁ』
『ミツヱちゃんまた来る』
『うん 来たい』
『後、一回来れば一人で滑れるようになるよ』
『本当に』
『運動神経がいいから大丈夫だよ』と煽てた。
ウァハハ八八ノヽノヽノヽノ \
つづく
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小説
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