■ 通常は上の例のように蔵の地棟の小口には妻飾りが施される。既に書いたことを繰り返すが、水を吸って腐朽しやすい小口を保護するためだ。次第に鏝絵などで飾られるようになり、意匠的な意味合いが強まった。
下の写真は前稿で取り上げた火の見櫓(?)のすぐ近くで見かけた蔵。太鼓落としをした太い丸太の地棟、その小口がむき出しになっている。妻飾りが施されておらず、このように小口がむき出しのものは珍しいのではないか。これはこれで簡素で美しい。飾りの無い素形の美。
松本市梓川にて(100704)
壁が白くて明るいので露出を補正しないと地棟の小口がはっきり写らない。
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