透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

繰り返しの美学な光景

2009-02-28 | B 繰り返しの美学

 塩尻市の桔梗ヶ原は長野県でも、いや全国でも有数のぶどうの産地。ワインの里としても知られている。

ぶどう園に注目。この時期、寒さ対策だろうか、幹にわらが巻いてある。春先にこのわらを焚いて中にこもっている虫を退治するのかもしれない。

幹のわら巻きが「繰り返し」を視覚的に強調している。縦横等間隔にぶどうの樹が並ぶ繰り返しの美学な光景。


            
このように果樹園を俯瞰できる場所は塩尻市内でも限られると思う。いままでは見過していたが、「平面的な繰り返しの美学」を意識し始めて見えてきた光景。


男は黙って・・・

2009-02-28 | B 繰り返しの美学


■ 繰り返しの美学、平面シリーズ。

「男は黙ってサッポロビール」 三船敏郎が渋い声で言うこのコピーが昔一世を風靡しました。そのサッポロビールでこんな缶ビールを出していたんですね。箱根駅伝応援ビール。

前稿で繰り返しの美学を「何を繰り返すのか、どのように繰り返すのか」というふたつの観点で捉えようと書きました。

このデザインはシャツと襷が繰り返しの美学を構成する要素です。シャツは色も形も大きさも全て同じですが、襷は諸要素の内、色が繰り返しの対象から外されています。色が違うのは当然ですね。

繰り返しの美学、平面シリーズ。対象を建築に絞ってもいろいろありそうですが、とりあえず身近なところから。で、今回は缶ビールのデザインをとりあげました。