ミーハーおかんの甘辛雑記

主に芝居、映画、TV、雑誌の感想で、
それも気に入りの方中心です。

舞台「K」@赤坂ACTシアター 3/1昼(東京前楽)

2009-03-01 23:52:58 | 舞台
チケットを取った理由は2つ。

・野久保くんの舞台での芝居を見てみたかった
・修ちゃんが出る


ぴあのプレリザで、まさかの前楽が取れましたが(千秋楽は夜公演ということで最初から除外)、席はやや後方のサイドブロックで、人気高そうな感じはしましたね。


で、感想。

まだ兵庫公演があるので、ネタばれは極力避けますが、


・・・箱がでかすぎた気がします。


演技そのものは、出演全員、悪くないと思いました。
ただ、ACTシアターは、天井が高く、ステージも広いので、
こういう「日常の中の事件」をネタにした話では、よほどの動きをしないと、小ぢんまりと見えてしまうんですよね。

せいぜいシアターアプルとか(今はないけど)、スペースゼロとか、シアター1010とか辺り向けのお芝居だと思いました。

あと、キャスティングね。

ダンスが話の骨子だから、ダンスできる子集めると、こういう配役になるのは仕方ないけど、
正直、修ちゃんと王子さんの役は必要だったのかしら?
刑事さんに語らせる必要あったかしら?

なんとなく、客寄せパンダ的になっている気がしました。

それと、演出というか話の展開。

「K」に絡む事件から、人の心の動きを描きたいのか、
ただのドタバタ劇をやりたいのか、

その辺が分かりません。

せっかくだから、コメディアンの下りとか、「愛人関係」とかそういうギャグ的要素は排して、
もう少しシリアスに、主人公を中心とした心の動きを描いてもよかったんじゃないかしら。
その方が、少なくともACTシアター向きだったと思います。
そうでなければ、思いっきりダンスシーンをメインにして、ステージいっぱいに演技が映えるような演出をするとか。


というか、残念なんですよね。
野久保くん、素直な「普通の」演技が結構うまくできているだけに、
周囲の子たちも、結構芸達者な若手を揃えただけに、
なんか、それがあんまり生かせていない感じがして。


いっそ、青山円形とか、新国立小劇場とかで、心の動きを間近でシリアスに描いたら、絶品だったかも。


グッズとかも、「役者のファン」の懐狙いすぎな感じでした。缶バッヂとかね。




チラシに「メモリーズ4」の文字を見て、それもげんなりの理由かも。。。

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